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おだやかな幸せとは −その2−

前回の記事に引き続き、京都の出張写真館、田村寫眞館の事業理念である「 おだやかな幸せ 」について考えていきたいと思う。

1.前回の記事から
2.撮っている人が写る現象
3.オーナー田村のおだやかな幸せ


1.前回の記事から

前回の投稿で、「 おだやかな幸せ 」とは、肩肘張らず、背伸びをせずにありのままの状態で感じられる幸せという結論になった。

今の状態のままで幸せを感じること。

それはみんながみんなできることではないと思う。やっぱり欲があるので、「 いい風に見せたい 」、「 綺麗に写りたい 」、「 みんな笑顔で写りたい 」という気持ちはあるはずだ。

それはすごく自然なことだと思う。

むしろカメラを向けられて、ありのままで幸せを感じられる人ってなかなかいないんじゃないのかな。

それでは、どうしたら「 おだやかな幸せ 」を撮ることができるのかという問いに対して、「 私自身が楽しんで撮ることによって 」という答えが出てきたというところまでが、前回の記事の復習だ。


2.撮っている人が写る現象

ところで、写真というのは、「 撮っている人が写っている 」とよく言われる。

…はて、それはどういうことか?

例えば、家族写真を撮るときに、私が眉間にシワを寄せながら、めちゃめちゃ不機嫌に撮影すると、写真に写っている人もなんだか怖い表情になる。

逆に、すごく楽しんで愉快な気分で撮ると、写真に写っている人も愉快な表情になる。

それが、「 撮っている人が写っている 」ということである。

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その理論でいけば、撮っている人がおだやかで幸せそうな人だったら、「 おだやかな幸せ 」が写った人にも写り込むに違いない。

そう、私自身が「 おだやかな幸せ 」を感じつつ写真を撮ることが大切なのだ。

自分自身を振り返ってみて、おだやかな幸せを持っているかなと考えてみると、答えはイエスだと思う。( 自己評価は高いので、あまり気にしないで欲しい )


3.田村オーナーのおだやかな幸せとは

そんな田村オーナーが最近、日常生活で感じた「 おだやかな幸せ 」について思い返してみる。

・朝起きて一口目に食べるヨーグルトとバナナがすごくおいしかったこと。

・パンツアーのお願いにいって、パン屋さんがツアーを楽しみにしてくれていたことを知ったとき。

・本屋さんやお仕事でお世話になった方が最近つくったパン屋さんの小冊子を快く買い取ってくれたこと。

・ベランダにつけた風鈴の音がいい案配で鳴り響いて心地よかったこと。

・久しぶりに会った大学時代の友達と銭湯に行って喋ったこと。

・コロナ禍の下で、ときどき田村寫眞館のことを気にかけてくれる人がいること。

と、ささやかではあるが、これは幸せだなと思えることが出てきた。

そんな当たり前の日常のささやかな嬉しい出来事に幸せを感じることが「 おだやかな幸せ 」を写し込むヒントになるかもしれない。


田村寫眞館は、「 おだやかな幸せ 」がギュッと詰まった写真をお届けします。


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