英会話はお好きですか?
こんばんは、トモです。
あなたは英会話はお好きですか?
私は・・・ああ、うん、そうね・・・
あまりいい思い出はないですね。
というわけで、今日は英語に関する笑い話なので暇つぶしに笑ってください。
テンパって道案内
過酷な大学受験を終えて晴れて大学デビューを果たした私は、ある日学友のS君と大学の近くを歩いていました。
すると外国人観光客数名に声をかけられて、英語で道を聞かれます。
ふっ、旧帝大の我々コンビに英語で道を聞いてくるとはいい度胸だ・・・
私はこれでも全盛期の頃、英語の偏差値77あったんだぜ?
ちなみに旧帝大や早慶はその大学に特化した模試があって、私もS君も我々の大学の特化模試でランカーだった男・・・
しかもS君は私より順位の高かったランカーだぜ?
当然英語の偏差値も70後半はくだらない・・・
いいだろう、見せてやる・・・!
日本式英語教育の申し子とも言える我々の道案内を・・・!
私「オウイエァ!〇〇テンプル!〇〇テンプルネー!ワタシタチト→モ→ダ↑チ→!マカセテアンシンネー!」
S君「〇〇テンプル イ~ズ アッチ!アッチ!」
・・・
いや仕方ねえだろお!
外国人に突然囲まれてテンパったんだよおおお!!!
さて、私達の道案内に納得したのかしてないのか、観光客たちはサンキューと言いながら立ち去ろうとします。
冷静な状態なら「Have a nice trip」くらい言えるはずなんですが・・・
「オウイエァ!サンキューマイフレンド!」
などと意味不明なことを最後まで口走ってしまいました。
ふと冷静さを取り戻した私はS君に言いました。
「なあ、俺たちが受けてきた英語教育は何だったんだろうな・・・」
S君「あ、あれは英語を喋るための勉強じゃないから・・・(震え声)」
現在の英語教育は少しは実践的になっているのでしょうか?
まあでも「oh yeah!」を連発してたら何か勢いでどうにかなりそうな気がしません?
あれが何とかなってたと言えるのかは知りませんが・・・
ボブ・サップのエクスキューズミー!
話は飛んで、私は一回だけ海外に行ったことがあるんですよ。
大学生活の終わりごろに、妹と二人でアメリカ在住の日本人ホストの家に3週間ほど滞在させてもらったことがあります。
私と妹が現地の空港に着いて、ゲートを出ようとしたところ妹だけが何かに引っかかって呼び止められ、私だけゲートの外に放り出されたんですよね。
何事かと思ってゲートに向かって歩き出したところ、ボブ・サップみたいな黒人警備員が青筋立てながら、
「Hey! Excuse me!」
とデカい声でがなりつつ私の方にズカズカ歩いてきました。
いや怖え~よ。
だってこんなんが青筋立てながらズカズカこっちに来たら普通ビビるって・・・
そしてゲートから離れたところまで押し出されてしまいましたが、妹を見るとまだ何かゲート内で職員とやり取りしている様子。
まだ終わらないのかと思い、ゲート越しに妹に話かけるくらいならと再びゲートに近づくと、またしてもボブサップが青筋立てながらエクスキューズミーしてきました。
いやだから怖え~よ。
なんでそんな殺気をほとばしらせながらズカズカ歩いて来るんだよ。
ていうか「Excuse me」を「すみません」「失礼します」と和訳したのどこのどいつだよ。
あの時の「Excuse me」は「おい待てやゴルァ!」にしか聞こえなかったぞ。
「Excuse me」の正しい日本語訳は「おい待てやゴルァ!」です。
今日はこれだけ覚えて帰ってください。
砂糖の味しかしねえ・・・
さて、何やかんやありつつも私たちはホストのところまで無事にたどり着きました。
ほんの数時間ぶりに日本語が通じる環境に戻れただけで涙が出そうです。
で、滞在拠点の近くにちょっとした博物館があるので、ホストが連れて行ってくれたんですね。
その展示物は中々興味をそそるものでしたが、博物館内でのランチ時に私は食事面でアメリカの洗礼を受けます。
特にその時にインパクトがデカかったのがアップルパイです。
何かデザートが欲しいなと思って見回したところ、カットされたアップルパイがたった2ドルで売られてたんですね。
しかも、サイズの感覚が日本とは全く違ってて、カットされてるはずなのにめちゃくちゃデカいんですよ。
「お、これで2ドルか!まあ食べきれなくてもいいや」と思って買ってみました。
ランチに何を食べたのかは覚えてませんが、まあ少なくともおいしくはなかったような気がします。
そしていよいよデザートのアップルパイ・・・
ザリッ・・・とした食感とともに、砂糖の塊を口の中にブチ込まれたような不健全な甘さに襲われました。
え?何これ?
砂糖の味しかしねえ・・・
これ、アップルパイ・・・だよな?うん、確かにリンゴが入ってる。
念のため私はリンゴだけをもう一度かじってみましたが・・・
うん、やっぱり砂糖の味しかしねえ・・・
リンゴの風味すらも感じさせない圧倒的な砂糖の味・・・!
アメリカ人に教えてあげたい・・・フルーツには本来の甘味があることを・・・!
当たり前ですが私はここでギブアップしました。
ちなみに、他の席に座っている現地人はメガ盛りランチにバケツみたいなコーラ、そして例のアップルパイを前に楽し気に食事をしていました。
そりゃ太るわけだ・・・
いやマジで現地の肥満率の高さは尋常じゃないんですよ。
しかも太り方も半端なくて、小学生でも日本の大学相撲部みたいな体格と太り方してたりします。
それはそうと、アメリカで食べたお菓子類は全て砂糖の塊でした・・・
ホストと一緒にスーパーに行った時に買ったクッキーをかじってみたら、やっぱり砂糖の味しかしねえ・・・
また、ホストのご友人の家に連れて行ってもらった時に、おばあさんから出されたケーキを見て嫌な予感しかしなかったけど、やっぱり砂糖の味しかしねえ・・・
いやマジで彼らは一体どういう味覚をしているのか本気で不思議に思いました。
胡椒の味しかしねえ・・・
さて、話は変わって今度はアメリカで食べたステーキの話でもしましょう。
ホストが私と妹を連れてステーキ屋でステーキをおごってくれたんですよ。
アメリカらしく豪快でデカいステーキにテンションを上げながら一口食べてみると・・・
胡椒の味しかしねえ・・・
いや厳密には「しょっぱ!」ていう感覚が先に来て、その後に胡椒のヒリヒリ感に支配される感じ?
ただ、食後には胡椒の印象しか残らないような味だったのは確かです。
どうしてアメリカ人はこうも素材の味を殺しつくして調味料の味に染め上げたがるのか・・・
しかし、私たちを滞在させてくれた上にステーキをおごってくれているホストを前に正直なリアクションなんて出来るわけもな・・・
ホスト「どうかねトモ君、アメリカの味は?」
やっべえええええ!来たあああああ!!
私「え?あ、はい・・・胡椒がスパイシーですぅ!」
ホストからミルコクロコップみたいな顔をされたのは言うまでもありません。
私がテンパると意味不明なことを言ってしまうのは、日本語でも英語でも変わらないようです。
ニューヨークの雑踏とビールジョッキシェイク
さて、私と妹はホストの家を出て、最後の2日ほどはニューヨークで過ごしました。
私は妹と少々の間別行動を取っており、現地のマクドナルドに入りました。
そこで私は素晴らしい英語力を発揮してハンバーガーセットを頼みました。
カウンターのメニューで念入りに指差しもしながら。
しかし、私に出されたのはビールジョッキみたいにバカデカい謎のシェイク。
は?え?何で?ハンバーガーセット頼んだやろ俺。
何でこんなビールジョッキみたいなシェイク?しかも健康に悪そうな着色料100%のピンク色だし・・・
しかし、「はよ金払え」と言わんばかりの店員の冷たい視線を前に、英語で文句を言う勇気は私にはありません。
「Oh ,I love it ! Thank you my friend !」
などと意味不明なことを口走ると、冷たい視線で一瞥されました・・・
ニューヨークのビルの隙間を縫って吹いて来る風はどうにも無機質で、先ほどの冷たい視線でポッカリと穴が開いてしまった私の心に容赦なく隙間風を送ってきます。
そんな侘しさを紛らわすため、私はドピンクのシェイクを一口すすりました。
・・・
砂糖の味しかしねえ・・・
せめてストロベリーのフレーバーくらい香ってくれよ、ピンクなんだから・・・
さて、ニューヨーク観光も一通り終わり、私と妹は無事に日本に帰ってきました。
やっぱり国外に出てみると日本との違いが色々と面白いもんですね。
オチは特にありませんが、英会話を頑張りたい人は頑張ってネイティブと実際に話してください。
ペーパーテストの英語ではいざという時に「オウイエァ!」くらいしか言えなくなりますので(笑)
それではここまでご覧いただきありがとうございました。
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