Artifactは、忙しいか、変わったことをしたいプレイヤーにとって最高の環境かもしれない。

Artifactというカードゲームを始めました。ルールはやや複雑ながらも、「2本だけタワーを攻略すれば勝ち、後の1本はどうでいい」ということさえわかれば、なんとなくでもやれています。そして私にとっては、12/10現在このゲームがすごく良い状態にあると感じます。

理由としては、
・ランクマッチが存在しない
・デイリークエストが存在しない
の2点でしょうか。これら2点は、「そうあるべき」プレイヤーを目指している方にとってはとても奇妙に映るかもしれません。これらに関して、順を追って説明していきます。

1.ランクマッチが存在しないのはなぜ良いか?

多くのプレイヤーはランクマッチの実装を希望しますが、私はそうは思いません。理由としては、私自身多くの時間を割くことができないことにあります。

ランクマッチは、いわゆる「チュートリアル」をクリアするのに、100時間クラスの時間を要求する過酷なモードです。また、この記事を読んでくださっている方の中には、ハースストーンの月末ラダーや勇者杯のランクマッチ枠など、ランクマッチを悪用されたために健康被害を受ける方を見たことがある方もいるかもしれません。

また、これだけゲームが溢れている時代、これ以外にもやりたいゲームは山ほどあるでしょう。私もHollow knight、テトリスエフェクトのマスターモード、星翼、Celeste、年を越したらスパロボT、Switchでファミコンソフトと、まああり過ぎるのです。

しかも、私は違いますが、多くの人はLINEでの友人や恋人とのコミュニケーション、妻や夫との関係など、もっともっとやることがあるのです。

さらに、ランクマッチがない以上、無料で回そうと思うとカジュアルマッチに潜るしかなく、そのためカジュアルの相手に困りにくい、というのもあります。

そしてカジュアルマッチでは失うものがなく、なんでも試せ、結果創造性につながるのではないか、という期待もあります。


2.デイリークエストが存在しないのはなぜ良いのか?

単純にいうと、モチベーションに負の影響を与えるからです。

例えば、ソシャゲでデイリーが消化できないから引退、という発言を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

カードゲームにおいても、カジュアルなユーザーを取り込みたいのに、わざわざ続けるのに支障をきたす仕組みを入れるのでしょうか?また、前述の時間の問題もあります。

さらに、ミネアの変なデッキを思いついて試したいのに、デイリーのゼシカをこなさなければならないとしたら、げんなりするかもしれません。

また、デイリーであまり多くのカードを配ってしまうと、今度は会社が収益を上げられず、ライバルズのヒーローカードのようなものが登場してしまうのです。

また、プレイに報酬を提供することのデメリットは、以下の公演も参考になると思います。

もちろん、これを資本主義社会に適用すると色々と問題がありますが、カードゲームならどうでしょうか?

プレイ自体の報酬を取り払えば、プレイヤーの創造性は増すのではないでしょうか。

もちろん、カジュアルなユーザーにとって、コモンカードを1枚手に入れるのに4円も払わなければいけない、代替手段もない、というのは高いかもしれませんが。

ただ、ログインボーナス程度のものは入れても良いかもしれません。


こんなんだから過疎っている、だからやりたくない、と思ったでしょうか?でも、言葉を交わすことのない画面の向こうのプレイヤーがどれだけいようが、大した違いはありません。しかも現状、カジュアルガントレットのマッチングは数秒程度に収まっています。

。。。とはいえ、こうなっているのはValveが意図したものではなく、リリースの遅れが影響している可能性があり、将来的には実装されてしまうのかもしれませんので、くれぐれもこれをあてにしすぎないように。

まとめ
・Artifactでプレイ自体を楽しもう!
・負けても失うものはないし、上げなければいけないランクもないから、好き勝手やろう!

サポートでいただいたお金は、音素材やアセットの購入、グラフィックや曲の発注に使わせていただこうと思います。