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バレーボールは蹴っちゃダメ

体育館に響く先生の声。
昭和の中学生は、バレーボールを
蹴った覚えがあるはず。
サッカーボールに比べて軽いバレーボールは、
蹴り心地も良くて、面白いように変化する。
元気な男子のオモチャになっていた。

テレビでバレーボールのルール改正を知った。
サーブレシーブでオーバハンドパスが
できるようになった。
全身どこに触れたボールもインプレー。
つまり蹴っても良い。
ルール改正当初は、セッターがヘッディングで
トスをあげたこともあった。

頭や肩を使った意表をつくプレイが
出てきたが、手以上にボールコントロール
できるところはない。
どうしようもない時の選択肢であった。

ハイキューでも、
梟谷の木兎がやった胸レシーブ。
日向のヘッディングパス、つま先レシーブ。
条善寺高校のキックパス
奇想天外なプレーが飛び出してくる。

この改正でボールが上にある時間が増えた。
そして、守備の専門職リベロが誕生して西野選手や夜久さんの
活躍の場ができた。
それだけでなくセッターの代わりに
アタッカーにトスをあげる場面も出てきた。
リベロの登場は、背の低い選手にも希望の光となった。

互いのチームの実力が拮抗してくると
試合時間が長くなる。
そんな問題に対してのルール改正は、ラリーポイント制。
それまでのサーブポイント制は、サーブ権を持ったチームしか
得点が認められない。サーブを失敗しても相手にサーブ権が移るだけ。
ラリーポイント制は、全てのプレーのミスが得点に直結する。

セットポイントやマッチポイントでのサーバーのプレッシャー
リベロがサーブをレシーブできない悔しさ
何としてもボールを繋ごうとする執念
ルール改正によって、バレーボールがより面白くなった。
ハイキューがその面白さを思い出させてくれた。

#ハイキュー
#ゴミ捨て場の決戦

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