月ノ美兎のエッセイと過ごした夜

眠れない夜に。
わたしは確実に月ノ美兎と過ごした。

【はじめに】
月ノさんのノートの感想よりも、わたし個人の感じたことを書き殴っています。とても暗いです。
それでも良いかたはどうぞ。
note初投稿なので不慣れです。不備あれば教えてください。


辛いことがあった。

初めは小さなことだった。
それが少しずつ積み重なった。
どんどん膨らんで自分を押しつぶすようになった。

そしてとうとうある日、眠れなくなった。
身体中が緊張して背中に棒が生えたようになった。
吐き気がしてきた。
涙が出てきた。
自分の頭が壊れたと思った。

つらいつらいつらいつらいつらい
たすけてたすけてたすけてたすけて

布団の上で1時間ほどもがいた。

誰も助けてはくれなかった。

気分転換になるかと思い、トイレに行った。
そこで思い出した。

そういえば、「月ノ美兎のエッセイ」を買った。と


月ノ美兎はにじさんじに所属するバーチャルライバーの1人だ。
彼女の説明はここでは省略するが、彼女のチャンネルに10分程度の動画があるのでそれを見てほしい。
かなり変わった面白い人だということがわかる。

彼女の配信を見るようになってだいぶ経つが、
ついこの間ふと思い立ってエッセイを買ったのだ。

「月ノさんのノート」という題名の彼女のエッセイは
その名の通りノートのような見た目だ。
月ノ美兎が落としたノートを、拾った人が盗み見するといったコンセプトになっている。

ノートを開く。どきどきした。
それは不安によるものか、はたまた希望によるものかわからなかった。
そんなに多くない文章には彼女らしさが満載だった。
いつものようにケタケタ笑いながら自由に話している彼女がそこにいた。

いや、少し違うかもしれない。
彼女の暗い部分や、生きてきた過去を、彼女なりに客観的に書いた文章がそこにはあった。

でも、今のわたしにはなぜかそれがとても心地よかった。

ページがするすると過ぎて1時間が経っただろうか。
今、彼女のエッセイが読み終わった。

スマホを見る。午前4時9分。
眠れない辛い夜が明けようとしていた。

体の中に生えていた棒は溶けて、
わたしを支配していた不自然なくらいの緊張が和らいでいた。

そして、今のなんとも言えない気持ちを残さなければと思い、見るだけになっていたnoteに書き殴った。

深夜に彼女と2人、背中合わせに話したようななんとも言えないこの感覚を、文章に残したかった。


そして書き上げてみてやっぱりこう思うのだ。


眠れない夜に。
わたしは確実に月ノ美兎と過ごした。

と。


午前4時41分になった。
なんだか眠れそうだ。

おやすみ。委員長。

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