エピソード2:照明家の主観の成立
前回のエピソード1の最後に、
・照明家は最初は他人の照明の知識だけを持った状態からスタートする
・他人の照明のまねを繰り返す中で、他人から得たはずの知識や技法が、次第に自分のものとして獲得されていく
ということを説明しました。
前回のエピソード:
今回は「まね(=模倣)を重ねて自分のものにする」とはどういう事か、考えてみたいと思います。
その前にまず大前提の確認ですが、照明デザインは「身体技術」の一つです。照明デザインを、身体と無関係なものと思い込んでしまっている人