【イハラサイエンス】2021.3期-3Q決算

【経営成績】

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★減収減益。ただ対前期比で営業利益率は若干の改善を見せている。
★当期純利益はむしろ対前期比で、152milの増加。
★対業績予想では残りあと四半期で挽回できるのかは要チェック。
★最近の半導体関連?の需給はタイト。追い風なるか。

★簡易的な営業CFを作成。

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☆当期は13.9億円程度の黒字であろうと思われる。
☆営業CFマージンが13.4%と高い。
☆コロナ禍でも底堅い利益。足腰が強い。

【財政状態】

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★自己資本比率 78.5%
★d/e Ratio 0.06倍
★ネットキャッシュが54.2億円。対総資産比率23.4%
★財政状態は引き続き健康。キャッシュも潤沢。
★時価総額が181億円。まだまだサイズ的には小さい。

【各経営指標】

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★ROEは二けた。強い。ROAもそれなりに良い。
★PER9倍、PBRが1倍ジャストと引き続き安い。グレアム指数が9.3倍。安い。
★ROICが9.1%と二けた窺う。良いスコア。
★EV/EBITDAが3.9倍とこちらも安い。
★どこからどう見ても安く放置されている銘柄。
★配当利回りが2.7%で配当性向25.4%と順当か。

【総括】

とにかくずっと安い。
コロナ禍でも営業利益率15%超。営業CFマージン13%超はかなり強いと思うのだが。なぜここまで安いのか。
財政状態も良い。借金はほぼないに等しく、キャッシュの対総資産比率も23%超とリッチ。
ネットキャッシュが54億円もあるのに、時価総額が181億円ぽっちしか評価されていない。不思議。
各スコアも良い。派手さは確かにないが。これだけキャッシュを持っていて、ROE, ROA, ROICもとても良いスコアとも評価できると思う。
グレアム指数がたった9倍。EV/EBITDAも4倍弱とかなり安く放置。
悪くない銘柄とは思うが。市場の評価の仕方についてはよくわからない。
(投資は自己責任で)

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