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【ときめきミネラル #2】陽キャの殿堂 ゴールデンヒーラー

めちゃくちゃ黄色い。テンション高そう。写真に映るのは、ゴールデンヒーラーという石である。

ゴールデンヒーラーもスピリットクォーツ同様にクォーツの一種であり、水晶の中に含まれる鉄やマグネシウムが、鮮やかな黄色や赤の色彩を生み出している。写真のゴールデンヒーラーは原石をタワー上にカットしたあと、丁寧に研磨している。「MADE IN BRAZIL」のシールが貼ってある通り、ブラジル産だ。(アメリカのアーカンソー産のゴールデンヒーラーが有名だが、世界各地で産出されるようになり、ブラジルも名産地のひとつ)

同じ業者から購入したものだが、ひとつは全体的に黄金色をしていて、もう片方は透明感のある水晶に赤茶やオレンジなどのニュアンスが複雑に走っている。内部の結晶の細かなきらめきや各層の色の変化を見るのも、とても楽しい。石はふたつとして同じものが存在しないからこそ、その個性を尊重したいというか、めぐり合わせに感謝したい。その辺は人間関係と同じだと思う。

ゴールデンヒーラーには、怒りを沈め否定的な感情を解消することで、他への思いやりや共感性を高めてくれる意味があるといわれている。なにかに失敗して自信を失ったときもポジティブな気分で新たに立ち向かえたり、周囲の人間とのオープンなコミュニケーションにより合理的な判断を下したりすることにも役立つそう。色からも想像がつくように、陽のエネルギーを分けてくれるということなのだと思う。

ゴールデンヒーラーはパワーの強い石であり、持つ人を選ぶそうだ。手が痺れるとか、頭が痛くなるような人もいるらしい。体調次第で受け止め方が変わることもある。

極端な例だが、たとえばド陰キャが突然やりらふぃ〜界隈に凸られたら正直しんどい。その辺は人間関係と同じだと思う。でもやりらふぃ〜だって悪い奴らじゃない。「一緒に楽しもうぜ」というメッセージを投げかけているのだ。ゴールデンヒーラーはそんなに強引じゃないだろうけど。

ゴールデンヒーラーは全体の産出量が少なく、比較的希少価値の高い鉱石だ。そんな石のタワーをなぜ2本も持っているのか。それには単に色を見比べるだけではない理由があるが、くわしくは追って説明する。

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