未知の片親疎外
私には息子と娘がいる。
息子は、記憶力がいい。
「何かあったらママに電話してね。
番号おぼえてる?」
「えっと、0、9、0、3・・・」
どこかで区切るわけでもなく、
1つずつ数字を言う。
どんな覚え方しているんだろう?!
娘は、音感がいい。
初めて聞く歌でも
割と直ぐにノリノリだ。
そんな我が子と長らく会えていない。
子の連れ去りによって。
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【0】はじめに
本ブログ(Note)では、これまで
「子の連れ去り」という不条理と共に、
その原因の一つが「離婚後単独親権」と言われていること、
そして「離婚後共同親権」の導入が必要であること、
を何度か記載してきました。
そのなかで、上記「子の連れ去り」は
「片親疎外」をもたらす原因となること
も記載しました。
この「片親疎外」についてTwitter上で論争(?)がありました。
良くも悪くも考えるキッカケになったので、「片親疎外」について思うところを記載したいと思います(※尚、私は精神科医ではありません。)。
【1】子の連れ去りに伴う子への影響
上記「子の連れ去り」、
その後の親子断絶
(別居親と子とを会わせないこと)
といった物理的な分離。
マイナスイメージの刷り込み、
といった心理面での分離。
これらは全てザックリと「引き離し」です。
マイナスイメージの刷り込みは、
「パパ(ママ)は酷い人なのよ」等
直接的に本人を悪く言うことに
限られません。
例えば、
「意見の衝突もないし
今は楽しいわね」等
間接的に過去を非難すること
も該当します。
同居親に悪意がないとしても、
意図せず、子の意識を操作している形となり、
結果として、洗脳と等価と言えます。
むしろ、連れ去り後の環境が悪でないことを印象付けるため、間接的なケースの方が多いのではないでしょうか。
子供は非常に敏感です。
視線の一つでも何かを感じ取ります。
連れ去られた子は、
無意識に同居親に同調し、
別居親へのマイナスの印象を膨らませ、
或いは、
別居親との楽しかった思い出等
プラスの印象も封印していきます。
そのうち、同居親とは無関係に、
別居親のことを忘れようとしたり、
考えまいとしたり、etc.
親子断絶の下では、極論、何をしても
片親疎外を誘発するとさえ思います。
そこまで進行すると、
捻じれたまま成長してしまったように
思ってしまいます。
本当に恐ろしいのは、「子の連れ去り」を実行してしまう一家との生活の中で、その精神が育ってしまうことです。
しかし、これは可視化できません。
そして、同一人について「別居親と会えて成長した場合」と「別居親と会えずに成長した場合」とを比較することも現実的に出来ません。
残念ながら、現状、「片親疎外」を診断可能な医者は日本には居ないそうです。
しかし、「片親疎外」が未知だからといって、何の予防もなく、親子断絶のままでよいのでしょうか?
少なくとも世界基準では科学的根拠に基づいて警鐘されていることです。
このまま親子断絶を看過する司法の運用は果たして正しいといえるのでしょうか。
「パパとママ、バラバラは嫌だ」と訴えた我が子は今どう思っているのでしょうか。
<参考>
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