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可能性を遊び尽くす

子どもは可能性の塊だと言う。その通りだと思う。

じゃあ逆に大人には可能性なんてないのか、許されないのかっていうと全然そうでもないと思ってる。大人は子どもには戻れないだけで、自分の意思でできることはたくさん、たくさんあっていい。

人と会って知見が増えて視野が広がれば、本来自分のやりたいことは勝手に大きくなっていくはず。にもかかわらず、一つの道に自らを縛り付けているような大人が多いのはなんでだろう。

つまらない例だけど、一流大学に行った人がみんな大企業に勤めたがる(ように見える)っていうその状況だけで、「世の中でいいとされてる人生」がおおかた決まってしまうような感じを受ける。個人的な見解ですが。あと、そういう状況に自分を置けなかった人が、そういう人を持ち上げすぎな感じもする。

本当は、たくさん勉強や習い事や趣味の活動なんかを一生懸命やったらその分、自分の人生の選択肢が広がるんだ、って考えられたらもっと子どもも大人も生きやすい世界になるんじゃないかなあ。

私は中学生の頃ジャズバンドに入っていた。今はジャズは聴く専門だけれど、あの時一番思ったことは、「ジャズピアノみたいな人生にしたい」だった。クラシック音楽もポップスも好きだけど、決められた内容をなぞるのって、覚えてさえいれば(きちんと刷り込まれていれば)本当に簡単で、あっという間に終わってしまう。ジャズはアドリブだ。センスと、それに追いつくスキルがないとうやむやのうちに出番終了になる。それはおそろしいことだけど、一度その楽しさに触れるとたまらない。でも私、アドリブは全然できないけど。

映画の「イエスマン」が好きで一時期毎日見ていたが、その中でヒロイン(かわいい)が言う「この世は大きな砂場なの」的なセリフが好きだ。「みんな忘れちゃうけれど。」何よりヒロインのズーイーがかわいいのでおすすめ。

だから私は、自分を使い果たして死ぬ。この広い世界で遊び尽くしてから。

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