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長男誕生!高齢の妊娠・出産・そしてヒマラヤ6,000m登山のこと。

我が家に可愛いい男の子が誕生しました!

予定日より1週間遅れの9月8日、午後7時51分、3,274gで誕生。無痛分娩の希望だったのに、お産の進み具合と赤ちゃんの体力からの判断で、途中麻酔をどんどん減らし、痛み有り分娩と切り替わり、約8時間にて誕生してくれました。

母41歳。
父53歳。
2回の流産を経験。
里子を迎えることも考えていたところでの妊娠。


もう一度挑戦するも、健診ではいつ流産をまた宣告されても動じないように、奥歯にグッと力を込めて診察を受け、「順調ですよ」の先生の言葉に安堵して力が抜ける、を繰り返してきました。

【そんな私が出産を迎えるのに、ヒマラヤの6,000m高所登山が必要だった訳】

私の勤めるNPO法人モンキーマジックのメールマガジンでコラムを書いたことがありました。

※NPO法人モンキーマジック  障害者クライミング普及促進を進めるNPO法人。代表が私の夫、全盲クライマー。

---2021年4月のコラムここから
モンキーマジックのたみぃです。以前にコラムを担当した内容を見返してみると、2019年10月版にヒマラヤの標高6,000mの登山に行ってきたことを書いていました(ちなみに富士山は標高3,776mです)。
その時には書いていませんでしたが、普段から特段登山を趣味にしているわけでもない私がヒマラヤに行ってみようと思った理由、それは生きる意味が見いだせなくなっていたからでした。
子どもを授かりたいと思い妊活していた私に待望の妊娠をする機会がやってきたのですが、7週間目で残酷にも流産。
無気力になってしまいました。
イライラする、仕事や人間関係も上手くいかない、何をしてもつまらない、涙が流れる・・・そんな状況に「これではいかん」とは感じていました。


そんな時に登山家の友人がキラキラしながら「一緒にヒマラヤに行く?簡単な山だから」と誘ってくれ、ノコノコ標高6,000mまで行ってみたというわけです。
まぁ〜、私には簡単ではないし大金をはたくことになったのですが、悔いはなし!


ヒマラヤは私にエネルギーを与えてくれる場所でした。
壮大な自然、美しい自然、時には厳しい自然、支えてくれる仲間の中でみるみる内に元気になり、空気が薄いのに標高4,000m台でも歌を歌っている自分がいました。
私にとって自然に触れること、ワクワクする(冒険する)こと、仲間や信頼できる人がいることが、どれだけ人生の中で大切なのかを感じられる旅となりました。
それを、モンキーマジックの中でもたくさんの人たちが感じられる場やコミュニティにしていきたいと改めて考えることができ、日本に戻ってきました。
大袈裟に言うと、生きている感覚を取り戻すことができたのでした。

あれから月日が経ち、私は40歳に突中。実は現在妊娠6ヶ月を迎えています!(2021年4月時)
このまま順調に進んで出産を迎えられる時には41歳になっている、高齢出産です。
待ち望んでいたものの、現実味を増すにつれ、無事に生まれてくれるのか、病気や障害があったら受け止められるのかという不安、高齢な母のもとに来てくれる子は若いお母さんたちを羨ましく思うのではないか、いじめっ子やいじめられっ子になったらどうしよう等起きてもいない心配事が絶えません。
(高齢妊婦に対する社会の目が一方的に気になり、いまだにマタニティマークはつけられません)
7月には産休・育休を取らせてもらう予定です。
小さなモンキーマジックという組織で産休・育休をいただく人物は初。自分もスタッフもチャレンジ中です。
そんな中、快く応援してくれるスタッフには本当に感謝です。
イベントなどの現場仕事の多い私が復帰したら何ができるのか?そもそも戻れるのか?何とも分かりません。
残り2か月、モンキーマジックに関われること、大好きな現場で皆さんに会えることの有難味を噛みしめながら過ごしていきたいと思います。

---コラムここまで

その内、出産や子育てについても書いてみたいと思います。

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