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李 琴峰 『五つ数えれば三日月が』 片思いが叶わない、というか叶えない事を選んだ百合小説。 2つの国や文化や言語をまたいだ物語ではあるけれど、読んでいる内にそのことは些細な添え物みたいに思えてくる。 いい意味でありふれた恋物語というのが読後の印象かな。 金原 ひとみ 『マザーズ』 読み終えた後、ああ、金原 ひとみさんの書いた小説だったなあという感じがすごくする長編。 悪酔い一歩手前のいい感じに落ちてく陶酔感があるから、この人の小説は止められない。 母親たちの、と