眼下の凸凹
【詩】
誰かの助けになれないことに気づき
できるだけ高いところから街を眺め
このちっぽけな身体のどこかにある
ろくでもないプライドを投げ捨てる
人はもともと凸凹としていてそれを
均す必要なんてない僕ら出来ること
ただ黙って受け入れ「がんばれ」と
応援するしかないみんな知っている
寒さに震えているのかそうでないか
街をゆく見知らぬ人々にさえわかる
僕らの目の曇りが晴れ渡っていつか
眼下の凸凹を素晴らしいと思える日
そこを目指してみんな歩いてる今を
tamito
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