質量のある夜 23 tamito(詩と小説) 2016年1月25日 21:47 【詩】 好きがあふれて愛という言葉つかう街角抱きあう彼らのわき通り抜けてぼくら無言でつないだ手を強く握るどこへもたどり着けないことふたり知っているから行き先は尋ねずただ雨あがりのみち水たまり避けながら最終電車までにあと幾つ角をまがりどれだけこの街に足跡を残すだろうまた会えるという不確実な未来よりいまをめいっぱい引き伸ばしたくてどこへもたどり着けずに手をのばすせめても雲がきれて月よ笑ってくれ質量に囚われてるふたり笑ってくれ tamito作品一覧へ #詩 ダウンロード copy #詩 23 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート