この空の在り様

【詩】

 

この空の在り様が少なからず

人の心の在り様に映えるならば

彼らは毎夜てるてる坊主を軒下に吊るし

田畑の作物のことなど気にもせず

怪しげな祈祷師さえ恃み祈り続けることでしょう

けれども僕は夏の篠突く雨も秋の霖雨も

刺すように冷たい冬の凍雨さえも愛おしく

この青い空にひと粒の水滴を求めてしまいます

いつか 晴れた日にいつか

公園の芝に寝ころがり青い空を見あげ

一滴の雨粒も望まずにいつか

微笑む日がくるのだと いつか

 

tamito

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#詩

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