この空の在り様 17 tamito(詩と小説) 2015年11月6日 17:08 【詩】 この空の在り様が少なからず人の心の在り様に映えるならば彼らは毎夜てるてる坊主を軒下に吊るし田畑の作物のことなど気にもせず怪しげな祈祷師さえ恃み祈り続けることでしょうけれども僕は夏の篠突く雨も秋の霖雨も刺すように冷たい冬の凍雨さえも愛おしくこの青い空にひと粒の水滴を求めてしまいますいつか 晴れた日にいつか公園の芝に寝ころがり青い空を見あげ一滴の雨粒も望まずにいつか微笑む日がくるのだと いつか tamito作品一覧へ #詩 ダウンロード copy #詩 17 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート