夜の雨を眺めています

【詩】

 

夜の雨を眺めています

日を常にして続ける暮らしの隙間で

できれば再びの京でつかの間

或いは大洋へと旅立つ船にあって

この戯けた鼓動を慰撫できるなら

わからないことだらけの世の中に

少しは馴染ませられるかとも思うのです

左様なことを思い巡らせては窓の外

夜の雨を眺めているのです

 

tamito

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