つまずいて転んで起きあがって

【詩】

 

つまずいて転んで起きあがって
泥払って前向いたら風が吹いた

強い日差し負けずに空見あげて
駅への道闊歩したらまた転んだ

もう一度起きあがって前向いて
それでも歩幅大きくずんずんと

何度転んだって顔をあげてまた
歩いてく歩いてく日差しのなか

膝の痛みも昨日の悲しみも超え
一人であることの重みも超えて

胸の苦しさも明日の不安も超え
二人になれない淋しさも超えて

つまずいて転んで起きあがって
泥払って前向いたら風が吹いた

 

tamito

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