ピーナッツの殻 5 tamito(詩と小説) 2014年10月21日 11:13 【詩】いまのあなたにかける言葉探して僕はピーナッツの殻を剥いている剥いては口に放りこんで噛み砕いてはビールで流しこむあなたの抱えたつらさ眺めながらどんな言葉にしてもたぶん届かないだからこうして隣に座ってバカみたいにピーナッツを剥いているあなたの顔を横目でたまに盗み見ながらビールを飲んでいる「週末は晴れるかな」ふいに口をついた言葉に後悔しながら返事を待たずにまた殻を剥く「晴れるといいね」表情のない顔でそれでもあなたが言葉を返すtamito作品一覧へ #詩 ダウンロード copy #詩 5 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート