忘却 9 tamito(詩と小説) 2014年11月18日 21:31 【詩】忘れられぬと深く沈殿させた思いも研磨の末にいつかの彼方へ押し込めそうして僕らは日々歳を重ねながら青き恥じ入る剥き出しのそれを忘れ固く分厚い毛皮を幾重にも纏いつつおどけたりやり過ごすことを覚えたときに現れる赤茶けた塊を手に取りぼんやりと眺めるまなこのさきにはぬめりを持った焦点が合わぬあれが突然変異胎の如く自我を凍結させる僕らの忘却はあまりにも純粋過ぎてあまりに残酷極まりない形で現れるtamito作品一覧へ #詩 ダウンロード copy #詩 9 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート