ためらい 4 tamito(詩と小説) 2014年6月9日 08:32 【詩】一歩いや半歩踏み込めずにためらうためらう気持ちがわずかに宙を舞い少しずつ形を成して同じ幻想を見るひとはみな語りすぎて語らなすぎていちばん大切なことは血の管に沁みメビウスの帯のように出口を見失う千の言葉にどれだけの色を重ねても完璧な絵を描くことのできない僕は絵描きにも物書きにもなれなかったほんの少しの距離にためらうだけのためらうばかりの流浪する傍観者だひととき見る同じ幻想を胸の奥底にtamito作品一覧へ #詩 ダウンロード copy #詩 4 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート