また新しい夜明けの明度

【詩】

季節はひとまわりして

また世界は代謝する

幾層にも重なる薄皮が

きれいに一枚この星から剥がれ

少しずつしかし確実に

去りゆきそして来る

坂を登るものには気づくまい

生きとし生けるものの摂理の

また新しい夜明けの明度を


tamito

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#詩

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