記憶への旅

【詩】

記憶へ旅する準備を整えて

アテンダントの指示を待つ

山手線7周しての新宿駅で

発車のメロディーに流れる

いつか観た映画の主題歌が

時計の針を逆さまにまわす

何年先まで遡ればいいのか

お客様のお好きな場所でと

アナウンスが聞こえてきて

慌てて行き先を考えてみる

僕はどこに行きたいのかを

僕はどこに帰りたいのかを

tamito

作品一覧

#詩

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?