この土曜日の憂鬱を 15 tamito(詩と小説) 2016年9月3日 22:57 【詩】 明け方の鈍色の空が高気圧に押されていつの間にか盛夏のひかり放ちそして夜絹のような雨に包まれて街に在る土曜日いまから向かう場所に味方はなく月の裏側マイナス40度の世界であのハンカチに残された香料だけを頼りに抱えた脅えやら喪失やらを押し込んで残る120日を徒手空拳でゆくまずは今宵の土曜日この憂いの行き場を探してるこの土曜日を持て余す憂鬱の行き場を探してる絹のような雨のなかで tamito作品一覧へ #詩 ダウンロード copy #詩 15 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート