雨の季節が過ぎたから 16 tamito(詩と小説) 2015年10月22日 09:57 【詩】 雨の季節が過ぎたから旅に出る日常という言葉が包括するすべてを捨てて誰にも知られず承認を求めずこの世界にただひとりの自分を確かめる山が燃えるように川の流れ穏やかに高い空を旋回する鳥の群れ田を焼く匂いの芳ばしさ枠のない時間に佇んでひとりだけで見、聞き、感じる手をつなぐ人のいない世界を共感を語ることのない世界を長い雨が過ぎ去ってようやく乾いた心取り戻すこれがほんとうのわたしの世界ですと tamito作品一覧へ #詩 ダウンロード copy #詩 16 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート