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2024・1・4 本が循環する社会

こんばんわ。
さすがに2日続けて2024について書いてますからね、スーッと、水が流れるが如く2024って打てました。
はははは。


去年末くらいから、バリューブックスさんのことが好きになって、応援のために、欲しい本はまずバリューブックスさんで中古を探して、無ければAmazonで探すという流れで購入するようにしています。

僕がバリューブックスさんの好きなところの1つは、本の宅配買取サービスをを、本を循環させる社会を目指す、というコンセプトで行っているところ。

読み終えた本を、次の読み手に送りませんか?

購入時に同封されているクーポンカードにかかれている文章

こういうの、好きなんですよね。
誰かが読み終えた本が、次の読み手である僕の手元に送られてくる。そして、今度は僕が読んだ本を次の読み手に送る。
読まなくなった本を売って、なんだよこれっぽっちにしかならないのか、という気持ちになるよりは、読みたい人に届くといいな、誰かに読んでもらうんだぞ、っていう気持ちで送りだした方が気分がいい。

だから、バリューブックスさんでなるべく購入をしています。


今日も、そんなバリューブックスさんで買った中古の本を読んでいました。
取材・執筆・推敲 書く人の教科書(古賀史健さん)

前の読み手さんが真面目な方だったのでしょう。
大事だなって思ったところに、黄色の蛍光ペンで線が引かれていたり、数行を囲んでいたりと、前の読み手さんの読んで学んだ軌跡が残っていました。

線引と囲いがされているところは、確かに大切そうなところで。
僕の感覚としては、著者とか編集者の意図としてここ大切だから太字にした、みたいなものと同じ感覚で、特に大きな意識を持たずに読んでいました。

ところがです。
僕自身が普段からめちゃくちゃ大事だなーと思っていることが書かれている文章があって、そこにしっかりと線が引かれているのを見て、めちゃくちゃ嬉しくなってしまいました。

あなたもここを大事だと思ったのかー。
そうなんだよー。そこ大事なんだよねー。

全然知らない人なんだけど、時間を超えて前の読み手さんと対話しているような気がして、なんとも不思議な感覚になりました。

しかもです。
そこから数ページ読み進めた、見開き148ページと149ページのところに、LAWSONのレシートが挟まっているじゃありませんか!
そのレシートには、東京大学薬学部店という記載も!
これはもしかしたら、前の読み手さんは東京大学薬学部周辺にいらっしゃるかたなのかも知れない!

前の読み手さんの存在感が急に感じられて、さらにテンションが上がってしまいました。

前の読み手さん、会ってみたいなー。どんな方だったのだろう。
薬学と文章、理系と文系のように感じてしまうけど、前の読み手さんがこの本を読もうと思ったキッカケとか背景はなんだったのかな。
読んでみてどう感じたのかなー。
色々と話を聴いてみたいなー。
そんなことを思いました。


こんな体験、僕は初めてでした。
まさに、本が循環されてきた、読み手から読み手に送られてきたっていう感じで、中古本ならでは、もしかしたらバリューブックスさんならではの、面白い体験だなーって思っています。


あー、僕も読み終わったら、近所のファミマのレシートを挟んで、次の読み手さんに送って見ようかしら。
そうしたらまた、次の読み手さんが面白い体験が生まれるかも知れないな(笑)

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