2023・12・4
共感革命 山極壽一さん
人間が進化する中で、最大の革命は、言葉でなく共感ではないか。
共感のための踊るという行為が、二足歩行へと進化させ、二足歩行により喉が下がり、共感の踊りとともに音楽が発達し、歌が言葉へと変わっていったのでないか。
という仮説が書かれている。
たしかに。
コミュニケーションをする必要があって、言葉が生まれた。
このコミュニケーションは何をやりとりしていたのか。
それは感覚という見えないものを伝える、ということも含まれていそうだなって思うと、共感が先という話にも頷ける。
著書の中でも、ゴリラ、サル、チンパンジー、等の類人猿との比較でも出てくるが、人間ほど共感を持っている動物はいない。
共感による社会性。
面白い考え方。
人の進化について学んだことなかった。
類人猿の生態など、知らないことが書かれてたりもするから、難しいなと思うものの、なかなか興味深く読んでいます。
ワークショップ 中野民夫さん
なんの気なく、本を手にとって付箋の場所が気になって読み返した。
自分の言動が場を動かすことを知る。
私達は自分の言動が場に影響を与えるという体験を積んだ方がいいのではないか。
それはワークショップの中だけでなく、社会全体にも当てはまるから。
これはまさに共感の話じゃないか、と思った。
やっぱり、人にとって、人の進化にとって、共感は非常に大きな役割を担っているのかも知れない。
もし、共感がなかったら、人間はどうなるんだろう。
自分の周りの人や、誰かが作った物に対して、感覚が湧いてこないってことなのか。
ちょっと想像してみたら、まさしくそれはAIの様なものを感じた。
あと、共感は結構な確率で、というかほとんどの場合、間違うっていうのが更に僕たちを豊かにしてくれる気がする。
嬉しそうだなっていう共感を示しても、相手が同じように嬉しいということはまずない。
同じく嬉しいって言葉になったとしても、細かい点でいれば違う。
だからこそ、想像力が使われるし、違っているから違うものが生まれる。
分からなすぎるが故の、豊かな世界。
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共感認知の帯に、
共感が世界をつくり、世界を破壊する。
と書いてある。
共感が世界を破壊する。
共感できなすぎて戦争を起こす、みたいなことかな。
まだ、ここの当たりは読んでないので、あくまで想像ですが。
ここから、どういう話になるのか。
正直、読んでいると分からなくて眠気が襲ってくるのだが、少しづつ読み進めて行こうと思う。ま、読んで辞めて読んで辞めてという読書法は、いつものことなんだけれども。
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