多国籍軍をウクライナへ

 ロシアによるウクライナへの侵略戦争が始まり、ほぼ1年が経過した今、国連総会では、ロシアのウクライナからの即時撤退を求める決議案が採択され、賛成は141カ国、反対はたったの7カ国。 棄権は32カ国。
棄権をあえて、消極的反対とカウントしたとしても、141対39、というのはあまりにも明確な、国際社会の判断である。

かつてイラクがクェートに侵攻した時、国際社会はアメリカ中心にイギリスや、フランスまで加わった多国籍軍を構成し、ヨーロッパでもなく、アメリカ大陸でもないイラクを攻撃した。そしてクウェートは解放された。

いったい国際社会は何をしているのだろうか? 相手がロシアという大国だから自分たちは被害を出したくない、勝てるとわかっているイラクは、存分に空爆したというのは最大の欺瞞だろう。

まずヨーロッパ諸国は当事者であり、そしてアメリカも世界のリーダーを自認するなら、ウクライナに武器支援するよりも早く戦争を終わらせるように、ウクライナ防衛のため多国籍軍を派遣すべきではなかったか?


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