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自己紹介/このnoteの編集方針

このnoteを執筆しているTamifuruDについて、またこのnoteの方針について紹介させてください。


自己紹介

基本情報

名前:TamifuruD(たみふる・でぃー)
身分:大学生
在住:東京都
趣味:ディズニーリゾート訪問、CD収集、映画鑑賞、Googleスプレッドシート、スーツ

ディズニーリゾート

ディズニーリゾートが好きです。
東京ディズニーシー、東京ディズニーランドを中心に愛好しています。最近は、東京ディズニーリゾート全体を構成するイクスピアリ(商業施設)やディズニーアンバサダーホテルにも興味を持っています。海外パークは好きですが行ったことがありません。
主にバックグラウンドストーリー、背景情報、使用書体とロゴマーク、演出、テーマパーク運営・設計の観点、パーク史などに関心を持ち、個人的にデータ収集を行なってあれこれ考えることを楽しんでいます。

バックグラウンドストーリーとは、各施設に存在する物語(ナラティブ)のことです。主に、東京ディズニーシーのミステリアスアイランドについて、次いでメディテレーニアンハーバーとアメリカンウォーターフロント、ロストリバーデルタについて情報収集や読解をしています。また、東京ディズニーランドのワールドバザール、ウエスタンランド、トゥモローランドにも関心があります。

背景情報とは、ここでは、各施設を作るにあたって参考にされた現実世界のさまざまな文化、歴史、創作物のことを指しています。例えば、東京ディズニーシーのミステリアスアイランドであればジュール・ヴェルヌの『海底二万里』や『地底旅行』、それから『神秘の島』といった作品があります。
ほかにも、アトラクション「タワー・オブ・テラー」のもとになったアルフレッド・ヒッチコック映画、ディズニーアンバサダーホテルの「アールデコ・スタイル」、メディテレーニアンハーバーの下地となっているイタリアン・ルネサンスなどに関心を寄せています。

使用書体とロゴマークとは、各施設で使用されているフォントやロゴマークのことです。東京ディズニーランドや東京ディズニーシーの入り口にあるポスター、ストーリー上に登場する様々な企業や組織、アトラクションやレストランに協賛しているスポンサーなどが、どのように展開されているかに注目しています。

演出やテーマパーク運営・設計、そしてパークの歴史という側面では、ディズニーパークがゲストをどのようにして夢の世界に誘うのかを見ています。また、現実世界に存在する商業施設としてどのように機能しているのか、という点も興味深いです。

CD収集

できる限り、音楽をCDで手に入れるよう心掛けています。ディスクのデザインやブックレットの内容は気になるし、何よりコレクションの楽しみがあるからです。
ただ、CDで聞きたいというわけではなく、スマートフォンやiPodで楽しんでいます。

ディズニーリゾート内で使用されている楽曲を中心に購入しています。その結果、ある日にはケルト音楽、またある日には室内音楽、さらに別の日には映画のサウンドトラック、それからジャズ……と、無差別に色々な音楽に触れています。もちろん、ディズニー映画の音楽やコンピレーションアルバム、ディズニーパークのショー音楽も楽しんでいます。

映画鑑賞

配信サービスで楽しんでいますが、オンラインレンタルするくらいならDVDを購入したいと考えています。

CDと同様、ディズニーリゾートにゆかりのある映画や、サウンドトラックがリゾート内で使用されている映画、そうした映画を通じて知ったジャンルや監督を愛好しています。
配信サービスで観られる(ディズニーリゾート内で参照される)映画をひととおり見終えてしまい、DVDに手を出そうと考えているところです。

最近はいわゆるハリウッド大作の類も気にかけていますが、あまり細かく観られているわけではありません。お手柔らかに。

Googleスプレッドシート

ディズニーリゾート内の各エリアで流れているBGMの出典CDを20ループ分ほど同時に収集しているため、膨大な量のCDがほしいものリストに蓄積されています。
これらを管理し、購入プランを練る為に、GoogleスプレッドシートとGlide(データベースをもとにウェブアプリを作成するツール)を使用しています。

また、それだけでなく、ディズニーパークの施設ポスターをもとにしたカラーパレットの管理などもGlideで行っています。その結果、複雑な関数の勉強をせざるを得なくなってしまい……。

スーツ

ディズニーリゾートの舞台は20世紀初頭だとか1930〜40年代のジャズ・エイジということが多いです。そうでなくとも、ディズニーランドがカリフォルニア州にオープンした1950年代の雰囲気をそこはかとなく纏っています。
そして、これらの影響を安易に受けて、現在は私服をすべてスーツにする試みを行なっています。中古でセットアップとベストを揃え、UNIQLOや無印良品でシャツを手に入れ、オークションで好みのネクタイを選んでくれば誰でも始められます。服を決める手間も少ないのでおすすめです。

編集方針

このnoteの目的

このnoteが目的としているのは、単なる知識の共有ではありません。言い換えれば、アトラクションの豆知識や隠れミッキー、新作メニューをただ紹介するようなブログを目指しているわけではありません。理由は二つあります。
第一に、知識を積み重ねることはもちろん重要なことですが、知識は新たな知識の登場で簡単に覆ってしまうこともあると私は考えているからです。「スペース・マウンテン」の豆知識を覚えても、アトラクションがクローズしてしまえば元も子もありません。
第二に、知識は組み合わせて初めて力になると考えているからです。知識と知識が結びつき、自分の中に考え方の体系が生まれていくことが、真に必要だと感じています。体系を持つことで、新たな知識をその中に位置付けることができるようになるでしょう。そしてそうすることで、氾濫する大量の情報を「理解不能だ」といって突き放すことなく何かに関連づけて取り込んでいくことができます。

まっすぐじゃなくても、確実に

私はかつてフォロワー数4900人規模のツイッター(X)アカウントを保有し、ディズニーパークについてガヤガヤ議論を行っていました。
現在、このアカウントを削除してから、およそ3ヶ月ほどが経過しています。

アカウントを削除した理由は、ツイッター(X)特有の機能に自身がついていけていない──否、むしろ、ついていってしまうと感じたからです。
ツイッター(X)では、私自身の頭の中に次から次に浮かぶ考えを感覚のままに言語化して発信していくことができました。しかし同時に、私の発信はつい他者を攻撃する方向へ向きがちでした。また、140字の制約を突破するためにさまざまな言外の文脈を持ち込むことになり、私のツイート(ポスト)は意味が破綻していた──そう指摘されたり、自身でも感じたりするようになりました。私は、所有するすべての公開型SNSアカウントを削除することに決めたのです。

但し、私のツイート(ポスト)を楽しみに待ってくれていた人が多かったのも(有難いことに)確かでした。事実、(これは自己弁護になりますが)私の発信が他者を攻撃しがちだったのはレトリック上の問題であって、内容の問題ではありません。むしろ私は、既知の事実のすばらしさを再発掘したり、おもしろくて独創的なものを開発したりすることに喜びを感じていたからです。

以上の理由から私は、The Ruminators' Salonのみ、運営を続けることにいたしました。

Salonの記事には大きく分けて2種類あります。どちらもこうした経験を踏まえて特色を持たせたものです。
一つは、1万字〜2万字の大型新作記事。月1更新を目処にゆっくりと記事を公開します。瞬間的な発想ではなく、むしろじっくりと構想し、1ヶ月から半年ほどかけて精査した評論、エッセイ、解説記事をお届けします。
もう一つは、特定のテーマに基づいてディズニーテーマパークや公共施設のデザインを紹介するギャラリー記事です。必要資料がまとまり次第、不定期で更新します。

まっすぐすすむのではつまらない、しかし、確実にすすむのが肝要だ。その先に、何かきらきらと光るものがあるはずだから。

メディテレーニアンハーバーで楽しむための道と水|The Ruminators' Salon

noteのコンセプト

当noteのコンセプトは、開設された2020年7月より一貫して“The Ruminators' Salon"としています。
この呼称は、東京ディズニーシーのアトラクション「センター・オブ・ジ・アース」からきています。

「センター・オブ・ジ・アース」はジュール・ヴェルヌ小説『地底旅行』の世界を、同じく彼の小説『海底二万里』に登場するネモ船長の視点から楽しむことができるアトラクションです。
ネモ船長は、地熱発電所や削岩機、そして地底走行車といった数々の科学的発明品を用いて、地底に広がる様々な洞窟を発見しました。地底に広がる淡水湖の近くで、彼は奇妙な化石を発見します。それを彼は「ある巨大生物の卵の欠片」なのではないか、と推測しました。
この欠片を発見した後、彼は「そんな巨大生物などあり得ない」としながらも、以下のような記述を残しています。

Having sailed my Nautilus across more oceans than any ship captain in history, I am no stranger to the wild rantings of crewmembers suffering from overactive imaginations. Yet even I find myself ruminating as to the behemoth that produced so mighty an embryo.
私は歴史上のどの船長よりも多くの海を我がノーチラス号で航海してきたが、過剰な想像力に悩まされるクルーたちの荒唐無稽なわめき声を知らないわけではない。しかし、そんな私でさえ、気がつけばこれほど強大な胚を生み出した巨大な生物について反芻しているのだ。

センター・オブ・ジ・アース(太字は筆者、訳はDeepLによるものを筆者が修正)

これこそ、東京ディズニーシーが貫く「想像と科学の折り合いのつけかた」であり、私が大切にしている価値観です。

The Ruminators' Salonでは、既知と思われてきた知識や前提を再検討し、Ruminate<反芻>することを目的とします。そして、論理的推論と明確な根拠を頼りにしつつ、ほんの少しの想像力を大切にします。言い換えれば、本noteで扱うあらゆるコンテンツは、あくまでその材料に過ぎません。
このnoteでは、東京ディズニーリゾートを中心にさまざまなエンターテイメント・歴史・社会時事・個人的な内容を扱います。そして、そこから敷衍してある特定の理念、方法論、メッセージを導き出すことを目指します。

東京ディズニーシーは「世界最高のディズニーテーマパーク」……時に、「世界最高のテーマパーク」とさえ目されます。そして時には、「センター・オブ・ジ・アース」は「東京ディズニーシー最高のアトラクション」とされます。このアトラクションの中心的なメッセージに私は感銘を受け、こうしてnoteの更新を続けています。

然し、もし本当に太古の生物が未だ生き永らえていたら? 地底の環境に順応し、全く別種の生物のように存在していたら? ネモ船長という男は、その可能性をあれこれ信じてしまうのである──自身で否定した事象を、又別の自身が信奉してしまうのである。そんなのは妄想だ、"imagination"だと言い切るにも関わらず、結局自身もその"imagination"に頼らざるを得ないのである。

note開設に当たり|The Ruminators' Salon

まとめ

私がディズニーテーマパークに興味を持ったのは、パークのガイドブックをお小遣いで購入して読み耽った小学校4年のときでした。
ディズニーテーマパークを通してさまざまな分野の学問に触れることで、世界の解像度が少しずつ鮮明になっていく……エンターテイメントを通じて知識を獲得し、脳内に自らの思考体系を築き上げ、客観的に自身の舵を取る能力を身につけるという経験が多くの人にとって有意義なものであると信じています。

The Ruminators' Salonが少しでも多くの方にインスピレーションを与えることになれば、私にとって最大の喜びです。

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