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S2 第3走目 リカバリー

3走目
2024/05/05
6.5km
20分

私の家には酸素発生器がある。
仕事がしんど過ぎてヤバいと思った時、ちょうど臨時収入があったため、勢いに任せて購入したのだ。
購入前に何人かの友人同僚その他エトセトラに相談したのだが、決まって皆半笑いでこう言った。

「買わなくても酸素はタダやぞ?」

そうなのだ。
「おっと今日酸素薄いな。ポータブル酸素ボンベ持っていこう。」なんて折り畳み傘感覚で酸素を必要としたことはないし、「ここら辺空気悪いからコンビニで酸素買うわ」なんてミネラルウォーター買う感覚で酸素を買ったこともない。
しかしながら、時々マッサージ屋に併設されている酸素カプセルは私の身体に一定の効果はあるし、ドラゴンボールのメディカルマシーンのような装置に憧れがあった。
結局周りに意見を求めた割にスルーし、ちょっと胡散臭いなと思いながら水から酸素が発生される謎の機械を購入した。
購入以来、心身が瀕死状態になると私は酸素マスクを装着し、ダースベーダーのようにシュゴーシュゴー言いながら、マスクの間からラムネ菓子を食っている。鼻にラムネが転がった際は本当に死にかける。良い子は真似しないように。

GWも終盤。世間の皆様はスッキリリフレッシュな状態だろうが、私の体は相変わらずだるい。
ふくらはぎの倦怠感は流石にランニングによるものだろうが、4月忙し過ぎたのでその燃え尽き症候群なんじゃなかろうかと憶測。加えて、ファスティングの日が重なったのも良くなかったのかもしれない。
ファスティング明けの今日は朝はスムージー、昼は良い天気なので出掛けて回転寿司とアイスを食った。胃が膨れてちょっとだけ安心する。
体に悪いなと思いつつ、休みの日の大特権、お昼寝も実行する。お昼寝に先の酸素発生器を利用する。

マッサージアイマスク、酸素発生器、肩甲骨ツボ押し器装着という末期的近代人の様相でベットで寝っ転がる。腕のスマートウォッチに心電図が表示されている…はずだが、アイマスクをしているので確認はできない。しかしながら異質であろうというのは想像に容易い。
20分後、成虫になった虫がサナギを脱ぐように私はそれらを外すと末期的近代人は原始人に先祖返りし、カタコトで呟いた。

オレ、チョットナオッタキガスル。

リカバリーしやる気になったところで昨日の問題点ストレッチを検索する。なかなか良さそうなのが見つかる。

15分は長いなと思ったが案外やっていると短く感じてしまう。加えて、太ももが伸びる感じが気持ち良い。洒落臭いけど、寝る前起きた後に行っても良いかもしれない。
走る前に筋を伸ばすのは良くないと聞いたことがあるから、準備体操はRain on me、ランニング後のストレッチはこれを行うことにしよう。あとは走るだけである。

治った気がするからと言って調子に乗っては意味がない。今日は疲れを流すつもりで20分走る。
速度は6.5km。まあいつも通りである。逆に下げるとややこしい。音楽もランニングマシンのアプリのリミックス曲。
部屋を締め切っていたからか、汗が滲むが、足の運びは安定している気がする。以前にあったよたつきもない。強いていうなら上半身の振り方が曖昧な気がする。前に調べた気がするなぁ。思い出せない。後でちゃんと調べよう。
体的には昨日のような倦怠感はないがなんとなく膝がヒリヒリしている。これは後で冷やす。
全体的に関節が硬い気もするが、ストレッチで解決できると信じる。
よくよく聴くとこのリミックス曲なんとなくいい感じかもしれないと思い出す。1,2,3ウェーイ!…いかんいかん、調子に乗ったらまた速度を上げかねん。
最後の3分になるとなぜかキツくなってきた。何故だ。心拍数も高い。早く終わりたい。よしよし、すごいすごい、天才天才。鼓舞する語彙力が足りない。うーん。鼓舞する語彙力も調べとこうかな、そう思っている間にランニングマシンが止まる。
ストレッチすると膝あたりがコリコリしている。適度に冷やして終わり!

あと22走!

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