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「LEON 完全版」

2017-01-20
監督 : リュック・ベッソン
1996年10月公開

僕は両親が共働きなこともあり、幼稚園の頃から小学6年生まで祖父母の家で朝から晩まで過ごしていました。

祖父は頑固で、”母の姉に向かって包丁を投げた事がある”という驚愕エピソードを聞いた事がある程クレイジーです。

そんな祖父は日夜NHKを見ているのですが、ニュース番組で殺人事件/事故の報道を見ると必ずこう言います

「そんなもん人殺すやつはみな死刑や!」


みなさん殺されたのが血の繋がる家族ならどうでしょう。

この映画は、12歳の少女マチルダが麻薬の(映画によくある)あれこれに家族を失い、助けを求め転がり込んだ隣室の殺し屋に犯人への復讐を誓い…というものです。ストーリーの中には不器用な殺し屋と無邪気な少女の恋も描かれています。

でも、やっぱり復讐の結果失うものがあるのです。


結局、何が言いたいかというと「殺す」=「死刑」だともっと”殺す”のハードルが上がり、「殺す」=「心中」になって、抑止率アップに繋がる。

それだったら復讐の必要も無くなり、復讐”捜査”で済むのではないでしょうか。

と、こんな過激なことを書いている僕は、反死刑廃止論者でもなければ病んでもいません。
ただのクレイジーなジジイの孫です。

平和な世の中はつまらないと聞きますが、見てて楽しい悪は映画の中だけですね。

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#映画

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