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和解への道5~うなぎ編

前回のお話

うさぎが好きなもんで「うなぎ」という文字を見ると一瞬、空目しちゃったりします。特にカタカナで書いてあるとね。「ウサギ」「ウナギ」小さい縦棒1本の違いでしかないのに、向ける気持ちは大違いです。

土用の丑の日になると吹き荒れるうなぎ旋風。
つらいのよ…。

うなぎそのものの味が嫌いなわけではないんです。うなぎの白焼きにわさびを添えて…なんてのは食べられます。

ダメなのは蒲焼き。それもあのタレ。あのにおい。
好きな人にとっては、ものすごく食欲をそそるにおいなんでしょうね。でもなんか無理なの。気持ち悪くなってしまう。なんでなのでしょうね。

なのでうな丼とかうな重が食べられません。

子どもの頃は食べてたと思うんだよね。館山の海の近くでおじいちゃんと一緒に食べてたような記憶があり、うなぎよりもタレのしみたごはんが好きだったはずなんですけどね。気がつけば苦手な食べ物になっていました。

会社づとめをしていた頃、社員や社長の出張用の新幹線のチケットを買いに金券ショップに行くことが時々あったのですが、その金券ショップが入っているビルの1階がうなぎ屋だったので、エレベーターで登っていくのはとてもつらかった記憶がございます。

これまでに、ハンバーグの付け合せのグリーンピースやしいたけの肉詰めをがんばって食べたときのように、逃げられない状況でうな重が出てきたら私はどうするのだろうか。グリーンピースやしいたけよりも圧倒的なボリューム。ああそんな日がこないことを願うしかありません。

いまのところは、うな丼やうな重とは決裂状態のままです。友好関係にあった過去もあっただけに残念です。


アレルギーがある場合は別として(あとゲテモノとかも別ね)、嫌いな食べ物があるのは、あんまりかっこうのいいものじゃあないですよね。和解できる道があるのなら、和解できたほうがよかろうと思います。その素材そのものにも、それを作っている人にも申し訳ないじゃないですか。うなぎの蒲焼のタレなんて秘伝だったりするのに、においが気持ち悪いなどと言ってはいけない。でも嫌いなもんは嫌いなので、どうしようもないです。なんとか避けて生きていきましょう。

あと、それが好きで食べてる人に向かって「よくそんなもん食べられるね」などとも言ってはいけませんよ。嫌いな食べ物がある勢にも、それなりのマナーというものがあるからね。

ではまた。

トップ画像はイラストACより

追伸
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