ねんどと私。


この前、久しぶりにバスに乗って、随分長くお世話になってるコミニティカフェに行った。
新年、「ねんどでシマエナガを作る」ワークショップに誘っていただき
その日にならないと体調がわからないこと込でokを貰って、その日は動けたので安心した。

講師の方がきて教えて下さるということで
大丈夫かな。ちゃんと「習う」ができるかな
と、若干の不安があった。
ある程度コツを教えてくれてあとは自由に!みたいな指導ならそんなに不安もないが
はい。1から、2です。次は3ですね。的なやつは、飽きちゃったり勝手に動いてしまう事のが多いからなぁ。と苦笑いしながら
「話は最後まで聞く」と決めてでかけた

講師の方がご夫婦で
おじさん先生の方が自分の隣に来てしまった
おじさん先生自体は悪い方では決してなかったのだが、声の質と話し方の抑揚が父親に似ていて
体の芯が震えるような感覚になってしまい
「違う人だ」と「大丈夫」を交互に唱えながら
講師の方が先に帰らなければいけない方の対応をしてる手持ち無沙汰の時間に、指先で少しのねんどをこねていた
シマエナガ作りに用意された粘土は、白と黒と茶色。
茶色の粘土をいじって小さなフランスパンを作った。
隣に座ってた会うのが2度目ましての方にこれを見せたら
「シマエナガに帽子をかぶせたりしたらパン屋さんになりますねぇ」と和やかに言ってくれて
「パン屋さん!作る!」と楽しくなってしまった
一羽目が仕上がって、2羽目からは自分の好きなように作った
明らかに二羽目のほうが、力も抜けて愛らしくできた。あとはパンだ。
こうなったら好きな方に行ってしまう私。
シマエナガの「尾」の作り方説明もろくに見ず
「クロワッサンってどんなんやったかな」とクロワッサンのレシピを携帯で探す
クックパッドみながら、クロワッサンの整形の仕方を見つけて 納得のいくクロワッサンを作った
シナモンロールみたいなパン、カレーパンみたいなパン、最後はねじりパンにした。一通り作ってシマエナガと一緒に木の上にのせたら
随分と愛らしくなって嬉しくなった

(フランスパンよりクロワッサンがでかいのはご愛嬌)

1人でもこんなふうに作れて嬉しくてたまらなかった。というのも、私はねんどが苦手だったから。
母親が、ねんど細工をやっていて、私が物心つく頃からやっていた気がする。リアルなものからかわいいものまで幅広く作る人だった。
自分が作るものを褒められたい人だったから
一緒に触っていても、私は苦手意識ばかり大きくなって いつしかねんどは敬遠していた
「どうせ自分にはできない」意識のがでかかった

だが、今回私は、シマエナガを1人で完成させたし、なんならパンも作った
すごい!居合わせた方々も褒めてくれた
くすぐったかった。

昨日、持ち帰った余ったねんどで
なにか作ろうと家にあるもので準備をして
シマエナガ作ろうかなと思いつつ
結局、今ハマってる「マヌルネコ」みたいな猫を作ることに
白い粘土に黒粘土少し入れてこねた
ネコと、余ってた黒粘土で、なんか鳥を作った
オットが「いいね!」と喜んでくれた

なんか鳥。とマヌルネコになれなかったネコ

1人でも、作れるし
安心してチャレンジしていいようになったんだ
と、嬉しくなって、ちょっとだけ泣いてから寝た

まだまだ自分の世界を広げていける
楽しみです。

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