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10年に一度の強烈寒波、その時 我が家は…

今まで雪国に住居を構えたことはなかったけれど、函館(と言いながら隣の北斗市)に祖父母の家があったから生活はしたことがある。
全部屋にオイルヒーターがあって一度切ると部屋(というか家)が暖まるまでに1日以上かかるから基本的には冬の間中つけっぱなし、トイレに至るまで隅々まで暖かい家だった。
時々遊びに行っていた隣の家もリビングのど真ん中に大きな煙突ストーブがあって快適だった。
今思うと、とても恵まれた住環境だったのだと思う。

10年に一度レベルの寒波だとか最強寒波到来だとか報道された1月25日。
築30年の湯沢町のアパートの朝、洗面所の室温は2度だった。

過去最低室温を記録。

窓は凍っていて開かない。氷柱もある。
家の中に氷柱…(´・ω・`)
冷蔵庫の適正温度は2〜5度らしいので冷蔵庫要らずだ。

寝室にある出窓は普段はカーテンを閉めっぱなしなのだけど、開けてみると窓は冷凍庫のように凍っていた。

ここは冷凍庫でしょうか…

そしてクルマも凍っていてドアは簡単に開かないし四駆のギアが入らない。
もちろんフロントガラスにもボンネットにもルーフにも分厚い雪が載っていて、雪を降ろしてもその下には分厚い氷の層があるし、せっかく雪を降ろしても次々と降ってくる雪がどんどん積もっていくしキリがない。
一掃するのは諦めて走り出したものの二駆だと流石に滑る。
しばらく暖気運転で進んだあと四駆に切り替えたけれど、車体下部は氷柱まみれだからハンドル操作をするたびにクルマのいろいろな場所がバキバキと音が鳴る。クルマ、壊れないかな……

なんとか仕事へ行き、帰宅した1月25日の夜。
23時頃にお風呂に入ろうとしたら、なんと蛇口に氷柱。
家の中に氷柱…(´・ω・`)

見事な氷柱…

「冬でもチョロ出し不要」と入居時に聞いていたお風呂のお湯…どころか水さえも出ない。なんなら蛇口さえ回らない。
蛇口付近にぬるま湯をかけてなんとか蛇口を捻ることはできたけれど、開けっぱなしにしても一向に水も湯も出ないので、翌朝の改善に望みをかけて諦めて就寝。
しかし朝になっても水道はウンともスンとも反応しないので、日帰り温泉に寄ってから出社した。

不動産屋に聞くと他の住人からはそのような話は出ていないから凍結が原因じゃないかもしれないけれど寒波報道もあったし凍結だと思うとのこと。
(じゃあなぜ他の部屋は平気なのか…みんな、チョロ出ししてるのか、それともお風呂に入らないのか…)
そして業者に解氷作業を依頼することはできるけれど1万円かかるという。
(それ、住民負担なんだ…)
「浴室を暖めて、給湯器のスイッチを切って、お湯の蛇口をチョロ出ししておくと出やすくなりますよ〜」とのことなので(うん、それやってダメだったんだけどな、と思ったけれど今日は天気も回復してきたので)帰宅後も改善されていなかったら試してみよう。←イマココ

というわけで、今回の凍結事件は雪国で迎える寒波の厳しさを痛感した。
しかし凍結したのがお風呂でまだ良かった。
何故ならキッチンも、洗面所も、トイレも無事だったから。
(だから入浴時間まで気づかず対応が遅れたというのもあるけれど)

今回のことで「冷え込む夜には凍結防止で風呂場の水を出すようにしよう!」(ポッキーくらいの太さだと一晩の水道代は12円くらいらしい)
…と思ったけれど、いろいろ調べるとチョロ出しで凍ってしまった例や、大寒波の時には効果を発揮しない例もあり、もう何が正解かよくわからない。
けれど、これほどまでの大寒波はそんなに何度も来るものではないと思うし(思いたい)、幸いにも周りには温泉がたくさんあるから、その時々で対応すれば良っか。
(帰ったらお湯が出るようになってると良いなー)

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