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『鏡は先に笑わない』

組織にはGoodとBadの2つのサイクルが
 存在するという『成功循環モデル』をご存じでしょうか?

【Badサイクル】❶結果の質→❷関係の質→❸思考の質→❹行動の質→❶結果の質(ふり出し)
【Goodサイクル】①関係の質→②思考の質→③行動の質→④結果の質→①関係の質(ふり出し)

よく見れば 2つのサイクルは全く同じ順番

問題は「どこ(なに)から」 スタートするかの違いなのです

Badサイクル

・なんで出来ないんだ
・どうしてやらないんだ
・俺の指示に従え
・・・といった

❶成果ややり方にフォーカスし
 結果だけを求める「結果の質」からスタート
   ↓   ↓   ↓
❷なかなか成果は上がらず いつしか
 対立や押しつけといった「関係の質」の低下
   ↓   ↓   ↓
❸当然 面白味もやる気もなくなり
 受け身で聞くだけと言った「思考の質」となり
   ↓   ↓   ↓
❹自発性や積極性の伴わない
 「行動の質」へまっしぐら
   ↓   ↓   ↓
❶自ずと成果の上がらない「結果の質」となり
  →関係の悪さも増長されていく「❷関係の質」

こういった『負のスパイラル』・・身近にあったりしませんか!?

Goodサイクル

①一方 相互の理解を深めるといった
 尊重し合うことから始める「関係の質」からのスタート
   ↓   ↓   ↓
②一人ひとりが気付き/面白味を感じるので
 ますます頭をめぐらすといった「思考の質」
   ↓   ↓   ↓
③自分で考え自発的に行動するといった
 やらされ感のない「行動の質」に繋がり
   ↓   ↓   ↓
④自ずと成果が得られるという
 最も手に入れたかった「結果の質」をGet
   ↓   ↓   ↓
①そして更なる信頼関係が深まり
 「関係の質」は高まっていく
 といった『勝ちのスパイラル』

管理とかマネジメントの一歩目って
“ここ”なんじゃないのかなって
思い知らされる考え方だと思うのです

誕生日とか知ってますか?

・「苦手なんです」
・「陰湿(陰険)だと思いませんか」
・「働く姿勢がなってない」
・「意味あるんですかね」
・「指示が曖昧でブレブレ・・・」

成果や評価レベルではない
上記のような愚痴レベルのスタッフの声
(役割がら本当によく耳に届く)

それらもすべて
『「関係の質」から始めてますか?』と双方に問いたい

・はじめから「ダメ」
・どーせ言っても「やらない」
・「ほれみた」ことかっ

いつだって『結果の質』的な上から目線

会社の方針や指針は共有しても
個性や個のこだわりは受容して
距離感やアプローチ方法を工夫する

その人が
・何が苦手で
・何に興味があって
・何が得意(不得意)で
・・・・

必要に応じては
 その人の「好きなモノ」とか理解して
 (食べ物・音楽・スポーツ・趣味とかさ)

そうそう
身近なスタッフの
 誕生日や家族構成を答えられますか?

間違っても
 情とかプライバシーとか
 そういった不必要なことにまで介入しましょう
 なーんて言う話ではなく

「関係の質」から始める意味での
 人となりの尊重や理解を
 少々疎かにしていないですか

それとも私たち一人ひとりには
 弱点とかないんでしたっけ!?

文字が刺す

昨今 コミュニケーションに使うツールは様々だ
(slack・LINE・chatwork・・・便利ですよね)

言った言わないを阻止でき
 相手の時間を奪わず情報を瞬時にシェアでき
 いつだってある種の平等間をもたらす

なのにここでも
 配慮の欠片もないコミュニケーション事故を
 チョイチョイ目にする(文字が人を刺してます

そうする事が事業の真の目的である
『個の力を出来るだけ発揮してもらい
 チームや会社全体でより良き価値を提供し
 市場から対価(評価)をいただく』
 ・・・に繋がっているのかな?

「人にされて嫌なことはしない」
 小学校で習わなかったのかな?

気付かずに使うのも困りものだが
 意図的にしでかす確信犯は
 更にルールや権利を主張して
 正論(もどき)をぶちかましたりして・・・

本当に辟易し ただただ悲しくなる

コミュニケーションは鏡


「そんなつもりで言ってません(書いてません)」
 では駄目なのです

どう思われるかは
 自分で決められないけれど
どう振舞うべきかは
 自分で決めるのが大人なのです

あなたのチームに
「挨拶」と「笑顔」と「ありがとう」はありますか

「関係の質」の一丁目一番地は
 そこなんじゃないのかな(甘っちょろいですか)


コミュニケーションは鏡ですよね
だって『鏡は決して先に笑わないから』

自戒を込めて

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