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富山暮らしのリアル、お教えします

富山には美味しい食、美しい景色、首都圏へのアクセスの良さなど、住みやすいポイントがたくさん!そんな魅力に憧れて、富山への移住を検討している人も多いのでは?

でも、富山へ移住する前にぜひ知っておいてほしいことがあります。今回は、ネガティブな面も含めて”富山のリアル”と、富山に住むときのTipsをお教えします!

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◎雪への備え方

スノボ

©️とやま観光推進機構

富山と聞くと、雪国を想像する方も多いのではないでしょうか。確かに、首都圏に比べると降雪量は多く、初めて雪国に住む方にとっては大変なことも多いでしょう。冬が来る前に、下記3つのポイントをチェックしておきましょう。

①住む場所にはどれくらいの雪が降る?

「富山」と一口に言っても、海辺の町、山間部、都市部などなどいろんな顔があります。どこへ移住するかによって、降雪量はかなり違います。
例えば、南砺市利賀村(なんとし・とがむら)では積雪が3メートルになることもありますし、富山市街地では数センチ程度と比較的過ごしやすい積雪量であることが多いです。

移住を検討している場所の降雪量を予めチェックしておきましょう。

②雪対策グッズは必須

まずは長靴のご用意を。雪かきをする際には必須アイテムです。また、車を所有する方は車の雪下ろしをするためのスノーブラシがあると便利。もちろん、タイヤは初雪が降る11月〜12月初旬ごろまでにスノータイヤに変えておきましょう。

道路の雪かきにはスコップだけでなく、スノーダンプを用意しておくのがオススメ。雪かきの負荷が全く違います。

富山の雪には水分が多く含まれているので、北海道でみられるようなパウダースノーとは全く性質が異なります。服が濡れてしまうので、撥水性のあるコートや傘は必需品です。

もし、予算が許すならば屋根付きの車庫があると◎。冬の朝に早起きしなくて済みますよ。(朝早くから、車の雪下ろしをするのって大変なんです…)

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③地域コミュニティとの連携を

多くの道は、国・県・市町村が除雪を行ってくれます。夜から朝にかけて除雪車による除雪が行われ、通勤通学をサポートしています。

除雪車が通った後、道路脇には雪がたまります。これらは地域の方々によって除雪を行うことになっています。雪の捨て場所などに決まりがある場合があるので、町内会での取り決めに従うようにしてください。

お互いに気持ちの良い雪かきができると良いですね。

◎冬の暮らしへの備え方

富山の冬が大変な理由は、気温の低さよりも日照時間の短さにあると思います。富山市内の平均気温(1月)は2.7℃、最低気温はマイナス0.1℃。イメージほど低くないのではないでしょうか。しかし降水量にはかなり差がありますので、洗濯物を外で干すことはほぼできないと考えてください。

首都圏ほど乾燥がひどくないというのはお肌にとっては嬉しいことなのですが、洗濯物が乾きづらいというのはストレスですよね。室内干しの環境や乾燥機を整えて、冬でもストレスなく家事が行えると良いでしょう。

氷点下になると水道が凍ってしまうことも。日の当たらない方角に水道管がある家に住む場合は、特に注意が必要です。凍結した場合は、急速に温めずにじっくりと温めて。急な加温は水道管の破損に繋がります。

もし、これから新築でおうちを建てる場合は、「断熱性能」に注目してください。実は日本の断熱レベルは世界的にみてもかなり低く、法律にしたがって建てられた家でも、ヨーロッパの基準では違法であることが多いんです。法律にのっとった数値以上の断熱性能を持った家を建てて、富山の冬でも暖かく過ごせる住環境を作りましょう。

◎地域への溶け込み方

生地清水

©️とやま観光推進機構

富山県人は「閉鎖的」であると言われることがあります。確かに、県外へ出ても県民同士でコミュニティを作る人が多いですし、そう思われても仕方がありません。しかし裏を返せば、愛県精神と言えるかもしれません。

移住したら、町内会や寄り合いに顔を出してみる、地域のお祭りに参加してみる、など地域と繋がってみてください。煩わしさを感じることもあるかもしれませんが、その地域の歴史や文化を知るにはいちばんの方法です。「おすそ分け」をしあったり、地域の安全を守ったり。地域に溶け込むメリットはたくさんあります。

◎新しい挑戦をしたいなら

内川と立山連峰

射水市内川の景色 ©︎とやま観光推進機構

そんな「閉鎖的」な富山県ですが、意外にも新しいことに挑戦する人の背中を押してくれる環境が整っています。移住先で起業したい、新しい挑戦をしてみたいと考えている方は、まず”尖った人たちがいるコミュニティ”に入ることをオススメします。

例えば、日本海ラボが運営するインキュベーション施設”HATCH”には、面白い人たちがたくさん集っています。移住してきた方もいらっしゃるので、移住者ならではの悩みを相談する相手が見つかるかもしれません。ドロップイン利用も可能なので、一度立ち寄ってみてください。

また、経営について学びたいと思っている方には「とやま起業未来塾」を覗いてみてください。
志ある起業家の育成を目的に開かれた塾で、平成17年から長く続いています。名だたる講師陣による指導が受けられ、さらに同じく志高い仲間と出会うことができます。

さらに、射水市内川や南砺市井波などには移住者が多く、移住して新しく店を開いたという方もたくさん住んでおられます。こういった場所に足を運び、店に立ち寄ってみると富山での挑戦について具体的なイメージが掴めるかもしれません。

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今回は、富山県での暮らしの「大変さ」を中心にお伝えしました。赤裸々にお伝えしたのは、移住してから後悔していただきたくないから。

富山の気候や風土が自分にあっているかどうか、ちょっとだけお試ししてみたいという方向けに、私たちは「移住お試しサービス ためスモ」を行っています。

ご興味ある方は、カバン一つで富山に足を運んでみてください。私たちは、富山で皆様のお越しをお待ちしています。


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