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徒然なるままに

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#対人関係

【子育てにかかわる人たちへ】人間理解のために読むべき一冊

1ページ、1ページにとても重要な情報が詰まっていた。 『虐待が脳を変える―脳科学者からのメッセージ』。小児発達学や小児精神神経学などを専門とする脳科学者の友田明美さんの研究を、一般読者向けに分かりやすくまとめた一冊だ。 端的に言えば、虐待は脳を変えてしまうほどの恐ろしい行為だという話なのだけど、重要なのはここでいう「虐待」は、その言葉から多くの人が連想するような身体的暴力に限らないということだ。 「虐待」というと強烈なイメージを与えがちだが、実際には親や子どもが自覚し

他者の印象をアップデートしつづける

これは私の尊敬する人が言っていたこと。 付き合いがすでにある人と話をするときに、1週間ごとにその人に対するイメージをリセットしてみるようにするということ。 たしかに、昔のことを引っ張ってきて、この人じつはこんな悪いところあったんだよ的なことを言う人はいるけど、人は変化する生き物だ。 もちろん過去の積み重ねでいまの自分があることは確かだけど、わたしは、できるだけいまの自分をみてほしい。わたしも、相手のいまをみるようにしていきたい。

何のための教育か

個人のための教育か社会のための教育かという議論がある。 (ここでは学校教育を前提とする) 人間、個人と社会の関係性は切り離せないものなので、私は社会のための教育が個人の幸福に繋がっていくものだと思っていたし、今もそう思っている。 だけれども、その考え方のままじゃ、教育コンテンツを大きく変えることは難しいかもしれない、と思う気持ちも湧いてきた。 DVや虐待の勉強をする中で、こうした最も人間の幸福を左右しそうなことを、なぜ学校教育の中で学ばないのか、という疑問を抱いたのが

恋愛も結婚も、友人関係も、シンプルな原則で

「お互いに一緒にいて幸せだから、一緒にいる」。 このシンプルなルールがあればよい。 浮気とか不倫とかいろいろあるけど、たとえ結婚してもこのルールさえ守れればよいと思っている。 ただ、一緒にいて幸せじゃなれば、そう言わないとだし、相手にもそうと言ってもらわないとだけど。 そうなったら、お互いが変化するか、関係性を変えればよい。 別に、相手を嫌いになる必要はない。ただ、お互いに幸せになれるような関係性を考えればよい。 これだけ、シンプルなルールで成り立つ関係って素敵な