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徒然なるままに

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徒然なるままにメモ
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#価値観

脱常識―事象と価値判断を区別する―

眼の前にある物・事象、それらはあくまでもそれらでしかない。にもかかわらず、「◯◯=善」「◯◯=悪」といった価値判断がなされた前提でしか話ができないことがある。 一方で私の周りには、いわゆる常識に固執しすぎることなく、フラットに話せる人が多い。不倫、一夫多妻、葬儀、死、親の介護、風俗、犯罪など、往々にしてタブー化されやすいことに関してもゼロベースで意見交換ができる。 昨日もそう思って、何だか感動した。 倫理観にまつわる話をするときに大切なのは、この人たちならこういう話がで

はあちゅうさんのVoicyを聴いて考えた多様な愛のあり方

もうだいぶ前のことだけど、voicyのランキング上位を聞き流していたときに耳に入ってきた、はあちゅうさんのvoicy「番外編、コメントおこたえ」がものすごく良い内容だったので、そこから考えたことを含めて書きたい。 voicyの内容は、恋のお悩み相談にはあちゅうさんがこたえるものだった。 ある女性から寄せられた相談は、「彼氏がうつ病で亡くなった元奥さんのことを忘れられないのだが、それをどう捉え、どう接したらいいものか?」といったもの。 これに対するはあちゅうさんの答えは、

職業格差「1位コンサル1316万円、64位は介護401万円」

昨日の東洋経済オンラインのアクセスランキング1位の記事は、【最新版!40歳年収「64業界別」ランキング】だった。 副題は「1位コンサル1316万円、64位は介護401万円」。 これこそ、私が大学生の頃、問題意識を持っていた現象だったなあと思い出した。 この圧倒的賃金格差。 * * * 私の従兄弟は、介護の仕事をしている。 遠方に住んでいるので滅多に会わないし、私が社会人になってからは久しく会っていないけど、穏やかで真面目な人だ。いまは亡き私たちの祖父母と一緒に暮ら

平等主義

これはずっと自分につきまとう信念のような価値観のようなものである。 幼い頃から性格や価値観は変化してきた。たとえば、昔の私は完璧主義・潔癖的な傾向があった。シーツがシワなく敷かれていないと嫌だとか、漢字ドリルをとても丁寧になぞるとか、そういうレベルだけど。 でも、そんな性質は今では信じられないくらいに変わっていった。大人になるにつれて、私は大雑把になっていった。 平等主義についても、小さい頃に比べれば原理主義的な傾向は薄れてきた。 今振り返ると、昔は原理主義的だった。