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ドイツから学ぶ働き方改革×誰がやるんだい、君だよ

グーテンモルゲン、おはようございます。


ドイツからTamamiがお伝えします。



海外で働いてみての働き方は、こうも違うんだなとびっくりしたことを書きます。

まず、ドイツ人は残業もしませんし、朝も早く仕事に出勤します。

7時だったり、8時だったり。9時は少ないですね。

そうすることによって、帰宅が早くなり、7時の人は16時。8時の人は17時には帰宅します。飲みに行く文化がない(多分お金を使いたくない)ので、直帰です。私も、7時半には会社に行くようにしていたので、早く帰宅して夜したい事ができるようになっていました。

息子のサッカーの先生は大企業のお偉いさんで、趣味で無料で子供達にサッカーを教えてますが、必ず金曜日でした。この人、一週間海外で出張して金曜日にサッカーを子供達に教えるなんてタフだなって思ってたんです。


そこで気づいたドイツでの金曜日(仕事編)の話をしますが・・・

日本でも最近、プレミアムフライデーとか華金っていう金曜日のタイトルよく聞くようになりましたが、ドイツの金曜日の働き方はエグイんです。

まず、金曜日になるとカジュアルな服装で来る人もいたり、仕事をするっていう意欲より、片付け?翌週の仕事の用意?みたいな。あまりがっつり仕事をするという感覚がないように思えます。

下手したら昼頃に帰る人もいるくらい、金曜日はがらっとしていて17時まで残ってる人はほとんどいません。

そう考えたら、ドイツ人は休みになる前に休みの態勢に入ってることが多いなと感じます。

有給をとるのも、最低でも2週間はどっと取るので、その有給の前の週は、またもや片付け仕事。色々片付けてからバケーションします的な雰囲気がでています。

これ、プールに入る前の準備体操的な感じで、土日休む前に金曜の朝から休みの準備をし始めると土日が有意義に休めるわけです。

2週間休みをとる場合、その1週間前からは休みモードに入ってるわけです。すると、この2週間がとても質の高い休みになるんです。

いやー働き方改革というより、考え方改革ともいえるなと。

ドイツ人に、自分の人生で大切な割合を聞いたことがあります。何割が仕事で何割がプライベートライフかと。

9割以上プライベートで、仕事には2割も使いたくないって人が多かったんですよね。

仕事が好きとかそういうことを言う人は少なく、仕事は仕事だからするもので、その対価にお金があり、そして、有休を取る際にバケーションに行く。その時にお金を使うから、仕事が必要。

そういう考えなんだと。

バケーションの為の仕事って言っても過言ではないわけですよね。

休む=寝るとかそういうことではなく、休みにはホームパーティをする人が多く、人との交流もよくするドイツ人。

これこそ、リア充だなと思えるドイツの働き方。

パーティーで仕事の話をしたりすると、楽しみたいのにやめてとかいう人もいますし、仕事は仕事。プライベートはプライベートと分ける人も多い。

ちなみに有休を取る際は、会社のメールを一切見ない&連絡が取れないようにする人も多く、有休を取ってる際には連絡はつきませんとの自動メールがクライアントにも通知されるようになっています。

休むことを皆様に公言することで、休みあけには、顔に超リラックスして、楽しんで休んでましたって顔に書いてあるくらいわかりやすくなってるんですよ。すごい、日焼けしてたり、髪の毛もシャッキっとかっこよくなってたり。

モチベーションが休み前とは大違い。

それで、会社もまた生産性が上がるわけですよね。

私が言いたいのは、ドイツ人が決して怠け者っていうわけではないんです。

仕事をするときは、短時間でガってやることも多く、ミーティングも休憩なしでずっとやったりもします。

ただ、会社のために仕事をしてるわけではない。自分の人生がよりよくなるためにお金を稼ぐんだとみんなが思ってる。

何のための仕事なのかを明確にすると、人生の時間の使い方、そして仕事に対しての姿勢が変わっていくのかもしれないなと感じました。


それでは、


アウフ ウィダゼーン




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