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湿っぽさが良い『春画先生』感想

予告からずっと楽しみにしていた映画『春画先生』。

クチコミサイトの評価が良くなくて、不安なまま見に行きましたが、個人的には本当に面白かったです!ネタバレしかない感想書いていきます。

〜適当あらすじ〜

カフェバイトをしている春野弓子(演:北香那)は、常連の芳賀一郎(演:内野聖陽)と、彼が偏愛する春画に一目惚れ。

由美子は春画の弟子兼家政婦として、芳賀の家に転がり込みます。春画を教わり、弟子として芳賀に愛される弓子。

でもその幸せは、芳賀の担当編集者・辻村俊介(演:榎本佑)が弓子に手を出したところから崩壊を迎えるのでした…

〜感想〜

思った以上にポルノ映画だったってのが、正直な感想。
春画を用いつつ健全な前半からの、後半の怒涛のエロ展開のギャップが大きかったから、このことに対して裏切られたと感じる人がいるのも納得。

それでも自分は本当にこの映画が大好きでした。

まず弓子の表情がいい。芳賀と春画が好きで、拗れちゃう様子が愛らしくて、ずっと応援してました。

特に芳賀を落とすために、辻村とやるシーンが良かったですね…
最初は可哀想だな…と思ってましたが、20代半ばの普通の女性かと思えば、ちょっと性に廃れてるってだけですよね。芳賀にカメラで繋がってることを思えば、芳賀に抱かれてるのとほぼおんなじだし(?)。

最後の藤村一葉(演:安達祐実)→芳賀の一連の流れも、勢いがあって最高。
この映画、安達祐実に百合の女王様をさせるために企画されたのでは?と思うぐらい、お似合いでした。鞭打ち、言葉責め、エトセトラ…

そして作中でずっと芳賀が握っていた主導権が、完全に覚醒した弓子に取られるのも痛快でありましたね。私が女性が強いカップルフェチなのも、評価を高くしてる理由にはあると思います。

〜こんな人におすすめ〜
⭕️気が強いけど本命に対しては不器用な女の子が、男を惑わす女性として開花するのが見たい人
⭕️色気ムンムン芳賀一郎が見たい人
⭕️安達祐実に罵られたい人







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