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星野源と新垣結衣の結婚と推し活

今日のTwitterのトレンドは、午前中は「推し活疲れ」、午後は「逃げ恥婚」が上位に上がっていました。
本当は推し活疲れについて書こうと思っていたのですが、後者は私も驚いたので一緒にまとめて書くことにしました。


芸能人ってテレビの中にしか存在しない人?

推し活と言っても、大きく分けて二次元のキャラクターと三次元の芸能人に分かれます。
私はどちらにも推しは存在するのですが、今回は芸能人を前提として記事を書きますね。

私のタイムラインは落ち着いた方が多いので、「推し活疲れ」についても、芸能人の恋愛発覚や結婚で落ち込む人の気持ちがいまいち分からない、彼らはひとりの人間であり、恋愛するのも結婚するのも自由ではないか、という意見が散見されました。

私でも推しでなければそういうニュートラルな捉え方ができるのですが、贔屓にしている芸能人となると少し見かたが変わってきます。
というのも、好きになるとどうしてもその人の私生活の情報を無意識に色々なところから拾ってきてしまいます。好きな食べ物は何だ、とか趣味はこれだ、とか。
そうすると、推しの私生活がどうしても垣間見えてくるのです。
これは二次元と少し違うところで、それを想像して楽しめる条件が三次元の方が厳しいのです。

具体的に言うと、私は嵐が好きです。特に大野くんが一番好きです。
そして箱推し(グループ単位で好き)でもあるので、二宮くんが結婚した時も大野くんが最推しでもあるのに、どうしても相手に納得ができなかったりだとか、悔しかったりだとか、結婚というものをしてほしくなかったという我儘な気持ちが出てきてしまいました。
二次元と違って、三次元の二宮くんは、テレビに出ている時以外の時間が容易く想像できてしまい、その自分が作り出した想像で気分が落ち込んだりしてしまう負のスパイラルが発生しやすい状況なのです。
好きでその人の情報を知れば知るほど、のめり込めばのめり込むほど、そのダメージは大きいでしょう。
大野くんが最近、週刊誌に恋人とのツーショットを撮られた時も、そっとしておいてあげてほしい、年齢的におかしいことではないと分かっていても、大野くんがその地で少年~青年期を過ごし苦労をした土地だと余分な情報を知っているので、色々と想像力が働いてしまうのです。

好きな芸能人が遠くへ行ってしまうような感覚は、三次元推しならではの辛いところであり、他人から見たら「何の接点もない自分が付き合えるとでも思っているのか」と言われがちですが、そうではなく、彼ら、彼女らがロケをした地に足を運ぶこともでき、実際にコンサートやファンミーティングなどで実物と会える分、永遠に会えない遠い存在の人ではなく、間違いなくテレビの中だけではなく現実に存在する人物であり、自分と同じように年齢を重ねているので、いつか恋愛したり結婚することが現実になってくるポイントが存在します。
推し活に疲れてしまうのは、いつまでも推しがそのままでいるのではなく、自分と同じように色々経験し、歳をとっていくゆえの避けようのない事なので、私は気持ちは分かると思いました。


推しの芸能人の結婚が許せるパターン

では、好きな芸能人は絶対に一生結婚して欲しくないかと問われると、九割のファンはそうではないと答えると思います。
推しにも人生があるのは重々承知。推しには幸せになってもらいたいと願っているファンは少なくありません。
じゃあどういう結婚なら許せるか。それが「ヒットしたドラマで恋人役がハマっていた」ことがファンの間ではよくある現象です。
先程の嵐で例えると、随分前にドラマで共演した井上真央さんと松本潤くんが結婚すればいいのに、という意見がいまだによく見られます。

そこで午後に速報が入った星野源さんと新垣結衣さんの結婚です。
もちろん、双方にはたくさんのファンがいるので嘆き悲しんでいる方もおられますが、大抵はびっくりしたけど嬉しい、お似合い、という意見で埋め尽くされています。
私もこの報道にはびっくりしましたが、ドラマみたいな事が現実になったんだなと感動してしまいました。
おそらく、最近結婚された芸能人の中で断トツの祝福率ではないかと思います。

「画面の向こうの手の届かない人」が「ドラマと同じように結婚した」ことで、まるで二次元のような現象が起こり、ドラマを観ながら早くくっつけばいいのにと思っていたことが実現し、絵本のように完結するという、最高にいい方に転がったのがこの二人だと思います。

しかし恋愛はそううまくはいかないもの。
恋人役として共演したから恋に落ちるとは限りません。
贔屓にしている芸能人がいる方にはまだまだ試練が待っています。
「まぁこの人なら……」
「芸能界に在籍したことのない一般男性(一般女性)なら……」
と落としどころを願いつつ、三次元の推し活をしている人はたくさんいます。
手が届かないとは分かっていても、悔しいものは悔しいんです。
それでも好きなのは止められないのがファンで、そんな一途な想いを抱けるのはとても素敵な事だと思います。

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