ガールズバンドクライ 第6話感想
息抜き回
第6話を視聴した感想を。
前回の第5話は重めの話でしたが、第6話はギャグ要素あり、可愛い成分ありの息抜き回になったと思います。
ただ最後にはフェスにダイヤモンドダストの名前があり、物語の終盤でやり合うことになりそうな予感。
冒頭のルパと智のやり取りでは、
「ボカロでメロディー作ると、無駄に歌が難しくなる」
と智が言っており、だからこの2人は、その難しい歌を歌えそうな仁菜と新川崎(仮)が気になってたんだと納得でした。
Aパート冒頭の銭湯、矢向湯は第1話でも、仁菜がアパートまで迷ってるシーンで出てきましたね。
矢向湯のXアカウントには、新川崎(仮)のパネルが設置されている。しかも入浴せず写真撮影だけでもOKと、太っ腹なことを言われています。
すでに多くの方が訪れ、入浴したり、撮影したりしているようです。
サウナのシーンで、すばるは脚が筋肉痛になっていましたが、ドラムのバスドラでは、脚のすねの筋肉を使います。
キックがハードな曲や、慣れてない人は、最初は筋肉痛になりやすいです。
またプレアというニックネームですが、もちろんプレアデスから取ったんでしょうが、3rdシングル「爆ぜて咲く」に収録されているドラマCDで、すばるのゲームアカウント名がプレアであると明らかになっています。
顔芸
今回は仁菜の顔芸と言ってもいいほど、今までにない表情がたくさん見れましたが、吉野家のシーンはその1ですね。
ガルクラは3Dアニメなのに、本当に表情が豊かです。
特に仁菜が闘牛になるシーンは、「もう」と闘牛士の桃香に突っかかる。そして現実に戻って「ぎゅう」の一言。
吉野家で牛丼食べて、闘牛になって、台詞でも「もう」と「ぎゅう」でと、色々かけすぎてて笑いました。
Bパートでも丸福珈琲店で、顔芸その2。
というか仁菜すばのシンクロ率高すぎでしょ。
そしてルパの「違います」の一言が、段々と食い気味になっていくとか、この辺はギャグ要素多めでしたね。
気になったこと
ルパと智の2人が住んでいるのは河原町団地。OPで智が降り立つ場所です。
気になったのは、目指せ武道館の写真のルパの表情。
普段から笑顔で人当たりの穏やかなルパですが、本当はあんな顔で笑うんだ。
逆に大人な対応と表情で隠してる分、ルパにも抱えてるものがありそうで、まだまだ一波乱も二波乱もありそうな予感がします。
その後、武道館を見に行く訳ですが、ここで気になったことが一つ。
なぜか帰りはルパ、智と別れて、仁菜、すばるの2人だけが駅のホームで話していました。
このホーム、1番線東京上野方面とあり、山手線であることから、おそらく品川駅のホームと思われます。
武道館から川崎までのルートなら、通常、九段下駅から東西線で大手町駅。そこから東京駅まで歩き、上野東京ラインで川崎駅というのが最短最早経路です。上野東京ラインでなくても、京浜東北線一本で川崎まで行けます。
考えられるのは、東京から品川まで山手線、品川駅で京浜東北線に乗り換えたとしても、わざわざそんな事をする理由が不明でした。
桃香について
桃香が2人いると推察したすばるの洞察力は、魑魅魍魎がひしめく芸能界で生きてきただけはある。
第5話で、桃香の過去が明らかになった訳ですが、あくまで過去の一部が明かされただけだし、そのことを乗り越えた訳でもない。
桃香があそこまで迷っているのは、単にダイダスのメンバーに引け目を感じているからだけなのだろうか?
確かに必死に説得して、引き留めようとしてくれたのは事実でしょう。そしてそれでも辞めた。
すばるの推察通りだとすれば、桃香はダイダスのメンバーから許しを得ないと、前に進めないような気もします。
あと一つだけ、桃香は嘘を付いている気がします。
第1話、公園で桃香は、「よくあるケンカ別れ。解散するに当たって、あの曲(空の箱)は誰のものだって話になった」と言っていました。
ケンカ別れは、本当のことを話したくなくて適当に誤魔化したとしても、『空の箱』の権利については、桃香を説得しようとしたダイダスのメンバーが、主張してくるとは思えないんですよね。
となれば、主張してきたのは事務所とかレーベルという話になります。
想像ですが、ダイダスのメンバーも知らない、桃香と事務所だけの取引があったんじゃないか?
例えば事務所が売り出したかったのは、桃香ありきのダイヤモンドダストで、桃香が事務所の方針に納得できず脱退するとなった時、ダイダスのデビューも白紙に戻すと言われ、それで『空の箱』の権利を譲ったとも考えられないか。
嘘が嫌いで、常に本音をぶつけてくる仁菜と、本音をひた隠しにする桃香。
やっぱりこの2人は対極なんだと思います。
と同時に桃香にとって仁菜は、昔の自分を思い出させる、眩しすぎる存在なんだと思います。
まだ何か隠してそうな桃香と、ダイダスのヒナを見て以来、ダイダスを意識しすぎて大事なものを見失っている仁菜。
もう1回ぐらい、激しくぶつかり合いそうな二人ですが、ルパや智とも1度くらいはやり合いそうと考えると、7話でルパ、智と衝突し、8話でようやく桃香の本音を聞き出し、5人がちゃんとしたバンドに。
9話でフェスに参加し、ついに仁菜とヒナが相まみえ、10話で仁菜のいじめの過去が明かされるって感じだろうか。
ガルクラの面白さって、仁菜の面倒くさい性格とか、3Dなのに表情豊かでヌルヌル動くとかよりも、それぞれが過去にいろいろあって、抱え込んでたり貯め込んでたり、そういったキャラクターのバックボーンがしっかりしてるとこだと思う。
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