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ガールズバンドクライ 最終話を終えての感想


ロックンロールは鳴り止まないっ

1.感想の前に

前回、すばるの考察記事でも書いた通り、最終話を見た後は始発で東京に向かい、4日間聖地巡礼してきました。
7話の舞台である諏訪市にも巡礼に行く計画を立てているので、今回は気になっている人も多いであろう、物語の終わり方と2期についての感想を述べて、考察については後日述べたいと思います。
正直、まだ1回しか見ておらず、検証もできていない初見の感想なので、見落としてる所も多々あるかと思いますがご了承下さい。


2.始まりの目撃者

初見では1期完結でも、2期続編を製作することになっても、どうとでもなるような終わり方だなと思いました。

©東映アニメーション ガールズバンドクライ第13話

仁菜「私達の始まりの目撃者になってください」

第13話は、「ガールズバンドクライ」という物語の最終回にして、トゲナシトゲアリというバンドのプロローグになっていました。

ガールズバンドクライというアニメが、トゲナシトゲアリのPVと言ったら良いんでしょうか。
トゲトゲを売るためのプロモーションの一つとして、アニメという媒体を選択したと感じたんですよね。

仁菜の「私達の始まりの目撃者になってください」というセリフは、アニメは終わるけど、リアルのトゲナシトゲアリは続いていく訳で、これからはリアルのトゲトゲを応援して欲しいという解釈にも取れます。
そういう意味では、非常にきれいな終わり方をしたとも言えます。

一方で、見方によってはトゲトゲをゼロの状態に戻したとも見れます。
もし続編を作るとなった際、プロになった、芸能事務所に所属している状態より、事務所も退所してフリーの状態から、それこそドサ回りをして成り上がるサクセスストーリーの方が、物語は作りやすいはずです。
ただ、キャラデザを担当した手島nari先生は、Xで次のようにポストしています。

これを見る限り、最初からあのような結末の構成だったのでしょう。
また、脚本・構成を担当した花田十輝先生は、2期について、次のようにポストしています。

2期については否定されています。
実際に制作している段階では、2期制作の話は皆無だったんだと思います。
あとは円盤の売り上げ次第なんですが、人によっては何でこの配信時代に、海外配信があそこまで少ないのかと思った人もいるかもしれませんが、配信会社も売れるかどうか分からないオリジナルアニメより、原作人気のあるアニメ作品の方を選ぶでしょう。
それこそ作中のダイダスとトゲトゲのように、知名度の低いガルクラが選ばれなかっただけだと思います。
2024年春アニメは、特に強力な作品が多かったですからね。


ただ、これを書いている時点で入ってきた情報では、ガルクラ円盤の初動売り上げが、12000枚という驚異的な数字を叩き出しました。
これだけ売れれば、今度は配信でも、1期がこれだけ売れた作品と売り込めますが、今度は脚本の視点に立てば、1期のような物語を作れるのか?
そんな事を考えてしまうと、このまま1期で完結した方が、この作品らしいというか、ロックな感じがします。

個人的には、このまま潔く終わった方が良いと2期が見たい気持ちは、6対4といったところで、1期で潔く終わった方が、ガルクラらしいという気持ちの方が強いです。
ただ、仁菜たちの続きの物語を見たいという気持ちも少なからずある訳で、スピンオフという形でも見れたら嬉しいかも。


3.運命の華

劇中でのトゲナシトゲアリのデビューシングルになる訳ですが、12話の最後の場面、リリース当日早朝の時点では、再生数がたったの103回。
三浦さんも言ってましたが、フォロワー数や認知度、検索数などの注目度からすれば、もっと売れててもいいはずなんです。それが想定の半分も行ってないって、相当売れてない訳で、仁菜以外は曲に問題があると気付いているようでした。

そんな売れない曲を、まさかライブシーンで見れるとは思ってなかったんですが、聴いて即、「これは売れないわ」と思いました。
12話のレコーディングスタジオのシーンが思い浮かんだんですが、

©東映アニメーション ガールズバンドクライ第12話

桃香「なんかこういうの受けないって言うか、古いのかなって…」
すばる「そう?確かにここらで転調とか入れちゃうの流行りだけど…」

桃香自身も言ってましたが、確かに古臭いというか一昔前の曲調といった感じでしたね。
それが悪いとは言いませんが、シングル表題曲の、それもデビューシングルに持ってくる曲かと問われれば、否と言わざるを得ません。
何より、これまでのトゲナシトゲアリの曲の世界観から大きく外れています。
どう考えてもカップリング曲か、アルバム曲の1曲にするべきで、デビューシングルは今までの路線と同じ曲にするべきだったと思います。

これは、トゲトゲの9枚目のシングル表題曲が「空白とカタルシス」で、カップリング曲が「運命の華」になっていることからも、公式も「運命の華」がどういう曲なのか解ってて、敢えて最終話のラストに、この曲を持ってくる勇気と脚本に称賛を送りたいです。

公式のYouTubeチャンネルで、1200万回再生を誇る「爆ぜて咲く」など、使用していない楽曲はまだまだあったにもかかわらず、新曲の「空白とカタルシス」と「運命の華」で締め括ったのは、仁菜たちの過去からの解放と、間違ってないとはどういうことなのかを貫き通した形で、すごい決断だったと思います。

普通なら終盤の一番盛り上がる見せ場で、「爆ぜて咲く」を使いたいところなのに、それに負けない新曲も映像もイチから作り込んだ制作陣の熱量には、本当にロック魂を感じました。


4.仁菜ヒナ

これについては、1度見ただけでは語れないです。
おそらく見落としている部分も多々あるだろうし、全13話を何度も見返して、気付いたことがあれば記事にしたいと思います。

今回はここまでで、早速、諏訪市に聖地巡礼してきます。


5.YouTube動画


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