いつか「春」が来る日まで。
雨上がり。今日の予報は「晴れ」だ。
一日、雨音を聞き、気温低く、身体もきゅっとこわばっていたから、あたたかな空気がいっそう心地よい。
知らず、身体も心も我慢していたのね。
ぴかっと届いてくるおひさま、浴びながら。うーんと背伸びした。ほかほかと、心が解放されていく。ふわっと、身体が拡がる。
東北で、初めての春を迎えた日を思い出した。
芽吹きの色も、春が固まって押し寄せてくる花たちの鮮やかさも。いつもより、多めに歩いてにこやかな周りの人たちも。
みんなが、春をよろこんでいた。たのしんでいた。
閉じこめられていた冬のなかにも、たのしさを見つけていたけれど。それでも、春になったら解放される。あの感覚は格別なもの。
景色からして、春は違う。おいしいものも増える。みどりの野菜たちにあうのも久しぶり。苦みある山菜、たけのこを採りに行くという理由で、山遊びをする。
とってもたのしみな春の感覚。
いま、季節は春だけれど、心の中はどこか「冬」を感じている。
家のなかで、今置かれている状況のなかで、たのしみをみつけて遊んでみる。
いつか「春」はやってくる。
「冬」の間から、ときどき「春」を思い出し、そのときをたのしみに待つ。
春が巡ってきたとおもった3月のはじめ。「冬」の気持ちが、ここまでのjこるなんて思ってもみなかった。
桜の花吹雪を見て八重桜を見て、おひさまはすっかり春。もしかしたら、夏の気配も時折出すころなのに、ね。
長い冬をたのしむ気合は持っているのだから、今の「冬」もたのしんでみようか。
⇒「おうち時間を工夫で楽しく」過ごしているnoterさんたちのことを読む。真似してみたり、読んで楽しくなったり。
自分だけで「冬」を過ごしてるわけじゃない。世界中、それぞれ、家族や友人たちと、たのしい「冬」を見つけようとしている。
その、あったかさ。
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