マガジンのカバー画像

夢見のキロク庫

31
夢は突拍子もなく。でも、あとで意味がつながることもある。夢を蓄えておくための記録庫
運営しているクリエイター

#小説

こだわりを、はなす

高さの違う観葉植物が植えられた鉢が、あちこちに置かれていた温室も、今日ばかりは様子を変え…

夢を見た、朝のはなし

突然、目が覚めた。まだ外は暗い。部屋の中も暗い。 ぽんぽんと破裂音が、隣から聞こえる。 …

夜の羊と夢がかなう気配と

今は夜、まっくらだ。それなのに、まわりがぼんわりと明るい気がするのは、あたりが真っ白だか…

時間を超えて子どもに会いに行く

時間を超えていく感覚に、どうも慣れない。皮膚が泡立つ感覚は、寒さを感じるものに似て心の奥…

しあわせの形を見にゆく

まっくろで、ぐねぐねとうねっている道を奥へと進んでいく。目に見える動きは波のようにやわら…