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2020/9/20-21(月祝)衣替え(秋)


エアコンなしで過ごせるようになったと喜んでいたのもつかの間、袖のあるものを身にまとわないと心細く思える季節になっていました。

明日は秋分の日。気づけば日の落ちるのも早くなっていて、まったく結びらしさのない結びの一番を見る頃には、窓の外もずいぶん薄暗く沈み込んでいます。

半袖をしまい込み、袖のあるものの中から暗色の強いものを取り出しては引き出しの中身を入れ替えました。気温だけ見れば同じに思えるのに、春物と秋物とは似て非なるもの、別々に用意しておかないと落ち着かない感じなのがいつも不思議でなりません。

ますます暑くなっていくのと徐々に寒くなっていくのとでは、色味だけでなく身に触れていたい布の質感まで若干違っているのです。

肌が感じとるものは気温や湿度そのものではなく、これからどちらにうつろっていくのかという変化の気配なのかもしれません。だとしたら面白い。

さて、例年必ずお世話になる薄物のカーディガン、今年は一度も袖を通すことなくしまわれてしまいました。ここ数年来の体質改善が功を奏し上半身に感じる冷えがほぼ解消されたからだと喜びたいところですが、そもそも冷房のきつくかかるような場所に今年は全く行かなかっただけ、なのですね……。このコロナ禍ではどうしても気後れがありました。電車やバスでの長距離移動もほとんどしませんでした。

春も秋も少しずつ短くなっている日本の四季、今年はゆっくり秋を楽しめるでしょうか。






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