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レビューとしては使えない私の読書録 その0(2023/2/17:まずはマガジン作りました)


 本を、読みます。

 三つ子の魂百までと申しますかすずめ百まで踊り忘れずと申しますか、子どもの頃に身についた習慣というものはそう簡単に抜けるものではないらしくなんだかんだありながらもいまだに本好きです。

 本なんて暇つぶしに読むくらいでちょうどいい気もしますが、次から次へと流して終わりにしてしまうには心苦しいずしりとした体験を伴う本もやはり多く、あるいはそこまで重たくなくても、ああこの感覚はどこかに残しておきたいなあ、なんて本もあります。

 読書の記録をつけることもまた、私にとって楽しみの一つです。

 いつ何を読み、何を思ったか。
 そんな読書録を数年前から手元に書き残すようになりました。
 書き残すという作業を一つ経由することで、本を読むという経験一つ一つを確かな一実績として自分の中に残すことができます。
 小さく、誰も知ることのない積み重ねなのですが、過去のページをめくり返したとき、振り返る歴史が目に見えてあるということは、ささいながらも明日また生きる励みになるものです。

 本を、読みます。
 何かを、思います。
 それが今日の私です。
 私の今日の積み重ねが、私という名のたったひとつの道です。

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 普段の読書録そのものはあくまでも私的なものですから人に見せる前提では書かれていないのですけれど、中には自分だけの思い出として素描に終わらせるには惜しいものもあり、これは表に残したいな、共有していきたいなと思うものを、人様に見せても恥ずかしくない形、ちゃんとした言葉遣いや構成で書き残す作業をしていこうかなと決意した2023年の2月なのでした。

 なお、人様に見せる前提の読書録ならば、本来は本自体の「レビュー」の部分をある程度丁寧に書くべきなのでしょうが、よほどのことがない限りそこを重点的にやることはないと思います。
 今回シェアしたいのはそこではなく「この本を読んだことでいったい私は何を考えたか」の部分です。
 良い本、読むに値する本というのは、知識を与えるだけでなく、その先、読んだ人に多くを考えさせる要素が豊富な本でもあると考えているからでもあります。動機付け。心が動かされるということ。

 本の内容そのものだけでなく、私がこれまで見聞きしてきたことや経験とのつながり、連想、そこから私の中に新たに生み出されたもの。
 そちらのほうに重点を置いた読書録を記していきたい。
 そう思っています。

 なので今後私の書いていく読書録から「本の中身」や「本に書かれている知識」を得ようとするのは難しいかなと思います。
 そうではなく、新たな刺激として、ブレーンストーミングのきっかけとして、こういう視点もあるのかという読み方をしていただけたら面白く読んでいただけるのではないかな、と思っています。

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 更新は不定期です。

 これからやろうとしている題材におあつらえ向きの写真がギャラリーにあったので今回使わせていただきました。ありがとうございます。
 でもあれだな、本格的に稼働する前に自分でもなにか準備しないとなあ。


武者修行中です。皆様に面白く読んでいただけるような読み物をめざしてがんばります。