2020/11/28-30(月)置き配とかハンコなしとか
いうても私も現代人ですのでまあそれなりにいろんなものを配達してもらっています。インターネットショッピングの嬉しいところは、今そこに「あるもの」の中からやむなく選ばされるのではなく、私が今「買いたいもの」だけをピンポイントに探し出して買い求めることができるという点。
お届けくださる配達員の皆々様にはつねづね感謝しておりますが、やはり最近気になること。
ひとつはハンコなし。具体的には黒い猫さんのとこですけども、うん、ハンコ押す押さないはまあ別にいいの。そうじゃなくて、品物を渡し終えたとたん逃げるように去っていく感じがする、あの感じね。
わかるんです。私たちを避けてるんじゃなくて、私たちが不快に思わないように、ですよね、わかってるよ……それに配達員さん達だって毎日怖いよね、私たちから不用意にもらっちゃうかもしれないし。
でもさ、なんかこう、悲しいよね。仕方ないってわかってても、お互いのことをばっちいと思い合ってる感じにどうしてもなっちゃうのがね。
だからといってこれをどうか苦情とは受け取らないでください。今は安全こそが第一なのですから。
もう一つは置き配。密林ですね。これは注文手続きの際、オプションで対面受け取りも可能みたいなんですが、デフォルトで置き配を推奨されている以上、そうしている意図を汲み取りなさいよということですよね。
ということでおとなしく置き配のままお願いしているものの実際にお届けされると嫌なもんですね、玄関先にだまって箱だけ置かれてるというのは。地面に直に置かれてるってのがいまだ抵抗感ある上、やはり不用心。
お互い今はそこまでして避け合わなければならないんだな……
お届け物を受け取るという、たったそれだけの関係のあいだにも、ささやかなでも確かに心の通い合うコミュニケーションがお互いにあったんだなあと、ため息のひとつもつきたくもなる今日この頃です。
武者修行中です。皆様に面白く読んでいただけるような読み物をめざしてがんばります。