[噺のネタ]1『孝行糖』(南喬師匠から)
アタシが楽屋入りして一番最初に衝撃を受けた高座が、桂南喬師匠の『たらちめ』でした。(通常は『たらちね』ですが金馬師型はネタ帳にそう書きます)
もう面白くて面白くて。
前座になって半年ぐらいに「お前ももう少ししたらヨソの師匠に稽古を頼んでやろう。誰か稽古をつけてもらいたい人いるか?」と聞かれ、「扇橋師匠と南喬師匠」と答えるぐらい大好きな師匠。
南喬師匠は、戦後ラジオで絶大な人気を集めた三代目金馬師の最後のお弟子さんです。金馬師が亡くなられてからは、桂小南師匠の門下として芸