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RAKUGOBIYORI(らくご日和)

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噺家・玉屋柳勢( タマヤ・リュウセイ )のブログ。寄席のこと、自主公演のことに加え、歌舞伎のことや趣味のことまで。
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#私の仕事

噺家にとってのお座敷とは (寄席とお座敷と。)

戦後すぐ。 寄席は沢山あるけれど、ホール落語が今ほど無かった時代。 昭和の名人と言われた桂文楽を筆頭に、人気のある噺家はお座敷に呼ばれて落語を申し上げていたそうです。 そして格の高いお座敷に呼ばれる事は、噺家にとってステイタスでした。 「君、そんなことでは、お座敷に連れて行けませんよ」 そんな小言があったほど。 彦六師匠が鰻「神田川」のお座敷に呼ばれた際のエピソードが、正雀師匠の著書にありました。 正雀師匠がしゃかりきになって前座をつとめたら、 「慣れている話を

目標の確認。真打になってみて。所属することの…。

2年前の2019年秋。まだ二つ目の「柳亭市楽」でしたが、こんな目標を立てていました。 現在も変わらず、落語の楽しさを伝えられる寄席芸人を目指しています。 ------------------------------------------------------------------------ 今後について。 こんにちは。市楽です。 先日の披露目の支度にて、真打昇進と同時に襲名する芸名を発表させて頂きました。 来春(2020年)3月下席より真打に昇進。 六代目