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世界はまだまだ面白い!#116 世界遺産

「佐渡の金山」が、本年開催予定の世界遺産委員会にて登録なるかというニュースが話題になっています。2010年に、暫定リスト(登録候補のリスト)に加えられてから、コロナ禍を経て、隣国からのクレームも乗り越えて、漸く、2022年に推薦書を出すも、出し直しを強いられ、2023年に推薦書を再提出して、本年「情報照会」までこぎつけた、関係者の努力は大変なものだと思います。おそらく近々、登録されて、インバウンド需要で、えらい事になるので、「オーバーツーリズム」対策も進んでいる事と推察します。

日本には、文化遺産、自然遺産合わせて、何件、「世界遺産」はあると思いますか?答えは25件です。世界全体では、1,199件ですから、多い方ではありません。「凄い!」と一目見て感動するものから、「えっ?」というものまでいろいろありますが、我が家から一番気楽に行けるのは、上野にある「国立西洋美術館」(ル・コルビュジエの建築作品)です。知らない人も多いと思いますが、電車ですぐに、建物だけなら無料で観れる、最もお手頃な世界遺産なので、是非訪れてみてください。割と地味ですけど。。

世界遺産は増えすぎて、しかも一部の国に偏り過ぎているので、今では、各国、1年に1件だけの登録に制限されています。政治的な利用も問題視されており、昨年、緊急登録された「オデーサの歴史地区(ウクライナ)」は、委員国21か国中、14か国が棄権して、有効票7か国の内の6か国の賛成で決まりましたから、まさにその典型と言えますね。

高齢者の私でも「世界遺産検定1級」を取得して、「世界遺産」には、いつも関心を持っています。俳優の鈴木亮平さんと、この点だけは一緒です(笑)


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